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ジェンダークリニックと私

5月7日がジェンダークリニック受診日な、みどりは、「きゃー憧れのジェンダークリニック、これで男になれたら夢野立ッションに夢のオナニー夢の男子たちとの同性としての交流~うもぉ~早く来い来い診察日」とニヤケルと、弟からの電話で「姉ちゃん、母ちゃんが姉ちゃんに早く結婚して落ち着けって言ってるよぉ~もうどうにかしてよぉ~」と丸で女の子、妹の様に訴えた。昔から弟は、「夢野の妹」と揶揄され、弟の彼女にも、「丸で百合行為してるみたいで彼氏気分じゃない」と女子振りを指摘された。そんな弟の職業は喫茶店のボーイなのである、少し発達障害があるらしくも、夢野みどりからすると、モルモット、調教師尽くした可愛い豚なのである。みどり「あんたが早く結婚しないから私も、言われるの!分かる?弟よ!タマクダキされなきゃ分かんない?」弟:「姉ちゃんがいつも踏むから僕、粗チンだよ」みどり:「あははそれはご愁傷様、いいわよ、私が居るから、いざとなったら私を食べても良いわよ、その代わりに今後はあなたがその番だけど」弟:「お姉ちゃん、僕が女子になりたがってるのを何処でしったのさ?」みどり:「お前がいつも女子の中にしかいなかったから、男子が苦手だって言うのが分かるわよ」弟:「それでも、姉ちゃん、幾ら性転換しても生殖系は断絶すると言う法律があるんだぜ?」思わず、みどりは頭打ちをされた。夢の性転換そして男子になったら薔薇色の人生も、生殖系がなければ意味がないでも、法律化されてる事に疑問符を抱きながら翌日の支度をしながらも、大嫌いなブラジャーを脱ぎ全裸になり生殖系がなしか・・・・・と涙ぐんだ。そして、夢野みどりは寝床に入り全裸のまま一夜を過ごした。朝になり、春の朝は未だ寒い、夢野みどりは、「制服に着替える為にブラを嵌めてインナーを着て・・・・でも、こんなのは俺は嫌だ」ブラと生理用品を投げ捨て胸には晒しを、男性用下着に屈辱ながらも生理用品を付けて女子用の制服を着て出社すると、「おい、夢野さん、お仕事快調だねぇ~正社員になれるのも早いかも?」と言う男子社員もいるが、とある女子社員は、「夢野さん、ブラしてないでしょ?捲いてる?あんた、FTMなんかじゃないかってもっぱらの噂よ」「勿論、違うわよね?」夢野みどりは、「あー私は、女子が大嫌いなFTMゲイですけど」「まぁ~身体は女子で心は男子?もう、更衣室同じなのが不潔ね」「あら、先輩、私を男扱いしてくれて嬉しくてよ、明日から殿方と同じ更衣室使いますし、制服もジェンダー用或いは男子用制服お願いします」課長~と男子職員が呼ぶ、課長野村は、「分かりました、夢野さん。あなたを男子として扱います、ただし、トイレも男子用、更衣室も、生理休暇は認めませんし、力仕事もして貰いますよ?」夢野みどりは「勿論です、俺はもう柵に閉ざされた女子辞めれて嬉しいよ、俺の制服には男子用の制服なんて夢じゃないのか俺は?」野村「自分でアウティングして大丈夫なのか?」夢野:「私、もう直ぐジェンダークリニック受診するんです」野村:「君が仮に男子になっても、夢の立っしょんやオナニーは出来ないぞ」みどり:「知ったかの様な事を言わないで、課長」野村:「そう言う時は女子なんだな、夢野を男子社員としての辞令が出る、君が優秀な子だから当社も外って置けないよ」「ただし、男子としての身振りを忘れずにな、女をもう君は放棄する事がどんなに悲しい事か身を以て分かるが良いさ」と小言ながら呟くと、この言葉の意味が後程突き刺す程痛々しい現実が待っている、今はその序幕が開いただけの始まりの始まりだ、ジェンダークリニックと私で浮かれても世間では女子1人が男子になる事がこんなにも厳しい現実が待っているとは想像の「そ」も思い浮かばない程の夢のみどりだった。

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