ある日のジングルベル日記 2 番外編
本日2話目です。
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〖それで？子供たちが大興奮なんだけど？〗
『何を言っちゃったわけ～？』
きゅるる『大きい靴下って？』
『ご馳走にプレゼントって叫んでたぞ？』
『あと、謎な歌を歌ってたな』
ジーニ様、結葉様、絹さんに、ギン様、アルコン様が、おいちゃんとおばあちゃんを囲んでいます。
『あ、あのな？発端はサーヤの歌なんだぞ？』
おいちゃんが恐る恐る言います。
『歌とはあれかのぉ？』
『繰り返しとるの』
じぃじと亀じぃが楽しそうにしているサーヤたちを見ると
「じんぐゆべーじんぐゆべー♪」
『ジングルベ～ル』
ぴゅいきゅい『『ジングルベ～♪』』
『『鈴が♪』』
『『『なる～♪』』』
みゃ『にゃんにゃん♪』
『きゃはは～♪』
きゅるる～ん『『『じんぐるべぇ』』』
きゅるる～ん『『『『楽しいね～♪』』』』
『同じ歌とは思えんの』
『そうだのぉ』
もはや何が何だか分からない歌になってます。
『あはははは』
『困ったわねぇ』
溜息をつくおいちゃんとおばあちゃん
『ゲンさん。本当はどうするものなんですか？』
『サーヤの説明は多分合ってるようで合ってないんでしょ？』
フゥとクゥが笑いながら聞きます。さすが、鋭い！
『ご馳走作るなら』
『お手伝いします！』
山桜桃ちゃんと春陽くんもやる気満々！
『えっとな？俺たちがいた国では、クリスマス⋯本来は外国の宗教の祭りなんだけどな？俺たちの国では、クリスマスイブにクリスマスツリー、ん～木や、部屋を飾り付けて、チキンを使ったご馳走や、ケーキ、とにかく、いつもとは違うご馳走とデザートを食べたり、お互いに用意したプレゼントを交換したり、遊んだり、まあ、パーティーを開くんだな』
『サンタクロースっていう、赤い服を来た、そうね、ドワーフさん達みたいに立派なお髭のおじいちゃんが、トナカイが引いたソリに乗ってプレゼントを届けてくれると信じられているの。かわいい格好だから、真似っ子したり、着飾ったりもするわね』
おいちゃんの説明におばあちゃんが補足します。
『プレゼントは、いい子が寝てる間に、用意した靴下の中にいれてくれるんだよ』
『だから、翌日のクリスマス当日、プレゼントを開けるのよ。ツリーの下にプレゼントを置くというのもあるわね』
きゅるる『かわいいお洋服に、靴下、プレゼント⋯日にちが欲しい』
『俺たちのような立派な髭と言われたら』
『一肌脱がないといけねぇよな』
『そうだよな』
ブツブツ言いだした絹さんに、妙にやる気のドワーフさん達
『飾り付けにプレゼント、ご馳走』
『私達も時間が欲しいね』
『絹さんや、料理の手伝いもしないとね』
おかみさんたちもやる気。と、言うことは
〖主神とバート呼ばないと泣くわよね〗
〖そうですね。後が怖いです〗
〖神の名にかけて、下手なものは用意できません。気合を入れて用意しなくては〗
なんだか神様たちもメラメラ？
『あ、あの？皆さん？』
『ちょ、ちょっと⋯』
汗ダラダラなおいちゃんとおばあちゃん。もう遅い。
『我々も用意しなくては』
『そうですね。ハクが喜んでくれるものを探さねば』
『わしも孫のためになにかせねばな』
『私もやります』
アルコン様とギン様一族も、燃えています。
『あらぁ。私たち精霊もそうなると頑張らないとねぇ』
『はい。お母様。もちろんですわ』
『大地たち精霊にも声をかけるにゃ！青葉ちゃん達に何かしてあげられるチャンスにゃ！』
『そうですわね！お母様、名誉挽回のチャンスですわよ！』
『そうねぇ？頑張ってみようかしらぁ？』
結葉様たちも張り切ってます。
『あらあらまあまあ。どうしましょう』
『あ～ああぁ』
どんどん事が大きくなっていくことに、頭を抱えるおばあちゃんとおいちゃん⋯
ぷるるん『あきらめる』ぽん
ぷるる『腹くくるしかない』
ぽん
『『あああ～』』
スライムさんたちにより、トドメを刺された、おいちゃんとおばあちゃんでした。
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