333 お料理開始！
緑のお野菜ブロッコリー！
温野菜の王道だよね！それ以外にも～
トマト！キャベツ！じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、お豆は今は置いといて、これは！これは～！
『さーやちゃん、これなんだか？』
『甘い予感するだ！』
『においが、おいちいゆってるだ！』
ぽぽちゃん兄弟流石です！ぽぽちゃん兄弟が差し出すこれは！
「とうもころち！」
じゃない～
「とうも⋯ろ・こ・し！」
いえた～
『とうもろこし？』
『これ、甘いだか？』
『おいちいよね？』
ぽぽちゃんと、つくしちゃんと、なずなちゃんは、とうもろこしが気になって仕方ないみたいです。
黄金色のお髭をさやさやさせたぷっくりボディ！自分たちの大きさと、そんなに変わらない大きさのトウモロコシを、大事そうに抱えてます！
それはそうだよね～♪
「あい！こりぇは、なみゃでも、たべりぇりゅ、ひんしゅ！でみょ、むしちゃり、ゆでちゃり、やいちゃり、すりゅちょ、もっとも～～～っちょ！あみゃ～いにょ！」
ほっぺたに手を当ててないと、ほっぺた落ちちゃうかも！
『そ、そんなにだか？』
『『やっぱりなんだな！』』
『『ごっくん！』』
みんなのつばを飲む音がします！でも、それだけじゃないよ～
「あい！しょれに～」
『ま、まだあるだか？』
『『あるだか？』』
『『⋯ごくっ』』
あるよ～
「こーんぽちゃーじゅしゅーぷ！と～～っちぇも、おいちい！」
コンポタだ～いすき！今からほっぺたおさえなきゃ！
『さ、サーヤがこんなに力入れるなんて』
『絶対美味いやつだ！』
フゥとクゥがごっくん！て、しながら言ってます。
『そ、そのスープは今できるだか？』
『『できるだか？』』
三人とも、期待できらきらおめめ！
「う？」
スープはとうもろこしを潰さないとだよね～？こし器もあった方がいいよね～？
「みきさー、こしき、あるちょ、らくちん。でみょ、いま、にゃい」
おいちゃんがいれば～
『『そうか⋯』』
『『『ざんねんなんだな⋯』』』
ありゃりゃ、みんなガックリしちゃった
「ごめしゃい」
期待させちゃいました。でも、でも～
「ゆでちぇ、おちお、だけでも、おいち！」じゅるり
食べたい～！絶対おいしい～！
『はっ！そうなんだな』
『この匂いは絶対おいしいだ！』
『わたちもたべたいだ！』
『『茹でよう！』』
「あい！」
やった～♪
『おっしゃ！みきさーに、こしき、作るもん増えたね！』
『はやくゲンさんに戻ってもらわないとね！』
『腕がなるね！』
お、おお？おかみさんたちが、燃えてらっしゃる？
『うふふ。トウモロコシ、楽しみねぇ。でも、サーヤ～他はぁ？』
「う？」
結葉様？
〖サラダのお野菜。他にどれが必要かしら？〗
ジーニ様と結葉様が冷蔵庫覗き込んでます。
「ふおっ」
そうでした。お野菜探しに来たんでした。
「えっちょ、こんやしゃい、にゃら、みんにゃ、いけりゅ？」
ゴロンゴロンしてるやつだよ。
『根野菜？土に埋まってるやつねぇ？そうするとぉ？さつまいももいけるのかしらぁ？』
お～！！するどい！
「あい！だいじぶ！」
おいしいよ！それと～、
『今日、出来たてのじゃがいも、人参、玉ねぎだったかしら？これもぉ？』
そうです！さすが結葉様！
「あい！ちゅかえりゅ。おいちい！あちょ、きゃべちゅに、ほうれんしょう」
葉物も！大事だよ！
『じゃあ、キャベツとほうれん草もねぇ』
色々できるね～♪
〖この赤いのは？〗
それはね？
「とまちょ。なみゃでも、やいてみょ、いけりゅ。きょうは、いりょどりに、にゃま？」
温野菜にも、彩りは必要だよね？あと、
「りんごちょか、ゆでちゃまごみょ、ありゅちょ、きりぇい」
彩りがいいと、食欲がでるんだって。おばあちゃんが言ってたよ。
〖へ～トマトは生でも火を入れてもいいのね～。トマトもリンゴも赤で、卵は黄色。確かにキレイね〗
ジーニ様がうんうんってしてると
『へ～、サーヤちゃんすごいね』
『ほんとだね～。彩りまで考えるなんてね』
『お手伝いをよくしてたんだね』
『『『えらいね』』』
「うにゅ？」
え～？しょっかな～？えへ～？
『『『照れてるね』』』
えへ～？くねくね
『『『やわらかいね⋯』』』
〖サーヤ、落ちちゃうわ！〗
ありゃ？ごめしゃい。うへへ～。
『じゃあ～、お野菜はこれねぇ？味付けはぁ？』
「うにゅ？」
今ある材料だと～
「しんぷりゅに、しお、こしょう。ばちゃー、たちても、おいち」
でもやっぱり～
「まよねーじゅ。あちょ、よーぐりゅと、たちてみょ、おいち」
ごまドレッシングとか、あったらな～。
『なるほどねぇ。ん～と、これとこれと～、みんな手伝って～持ちきれないわぁ』
『『『あいよ！』』』
『『はい。持ちます！』』
みんなで分担です。サーヤはりんご二つ持ったよ！えっへん！
〖ふふ、落とさないようにお願いね。それじゃ、戻りましょ〗
「あ～い！」
はい！って手を挙げたら、すぽ～ん！コロコロ⋯
「あ、ありゃ？」
飛んでっちゃった⋯
〖サーヤ～？〗
ジーニ様が言ったばかりでしょ～？ってお顔が言ってます。
「ごめしゃい」ぺこ
失敗失敗⋯えへ？
そして、戻って来ました。お外～
『さーやちゃん、この野菜はどうするんだい？』
おかみさんたちが、おいもとか持ってスタンバイです！ん～ちょ、
「ほんちょは、ありゃって、かわごちょ、むしちゃり、ゆでちゃり、ちたほうがいい、けど」
栄養流れにくいしね？
『『『うんうん』』』
「きょうは、じかんにゃい、かりゃ、かわむいちぇ、ひとくちだい、きっちぇ、ゆでりゅ」
早く、柔らかくなるもんね。
『『『了解！』』』
お願いします。
『サーヤちゃん、とうもろこし？』
『『どうするだ？』』
おお！ぽぽちゃんたち、おめめ、きらきら！
「えっちょ、くき、きって、かわ、むくけど、うしゅい、かわ、いちにまい、のこちて、おしお、いれて、ゆでりゅにょ」
『『『わかっただ！』』』
おお！すごい勢いで、皮むきだしたよ！
『サーヤ、ブロッコリーは？』
フゥがブロッコリーを持ち上げて聞いてきました。
ん～っちょ、
「みどりにょ、つぼみにょとこ、こふさに、わけちぇ、ゆでりゅにょ」
『え？これ蕾なの？茎は？』
「しゅてにゃいにょ。もったいにゃいおばけ、でちゃう？」
あとで、おいちゃんに何とかしてもらおう！
『『『もったいないおばけ！？』』』
ありゃ？ぽぽちゃんたち抱き合っちゃった？でもね？
「おのこしは、だめにゃんだよ？」
『『『わ、わかっただ』』』
ありゃりゃ、震えちゃった？
『サーヤちゃん、もしかして、この皮とか？』
『何かになるのかい？』
『ゴミじゃないのかい？』
おかみさんたちまで？
「えちょ？おだしに、ちゅかっちゃり、きんぴりゃ、ちたり、はたけにょ、ひりょうにちたり？」
捨てるとこないよ？
『へ～。色々できるんだね』
『勉強になるよ』
『すごいね、サーヤちゃん』
えへ～？今日はいっぱい褒められた～♪
『『『また、くねくねだね』』』
えへ～？
『サーヤ、コケコッコーさんから卵貰ってきたぞ。どうする？』
わ～！クゥえら～い！
「えっちょ、くりあにょ、まほうで、きれきれしゅりゅの」
へ～って言いながらクゥが
『クリーン！ほい。かけたぞ。そしたら？』
「おみじゅから、ゆでりゅ。ぶくぶくしゅるまで、ちゅよい、ひ。ぶくぶくちたら、ちゅうびで、ごふん。おはちで、こりょこりょちながら、ゆでりゅと、きみ、まんなか、いく」
だったよね？
『え？強火？中火？五分？』
あ、あれ？火加減ない？
『火加減は私が見るから、クゥは優しく転がしてくれるかい？』
『おかみさん、ありがとう』
おかみさんの提案にクゥが見るからにほっとしてますね。
『五分ってどんくらいだい？こっちの世界と同じかね？』
『サーヤちゃん、一分はいくつ数えるんだい？』
「うにゅ？ゆっくり、ろくじゅう」
そうか～。ちがうのかな？
『良かった同じだね』
同じなんだ！良かった。
『転がすのは沸騰するまでかい？』
「あい」
『茹で上がったら？』
「こおりみじゅで、ひやしゅ。からむく」
『了解』
「とろっちょ、はんじゅくが、おいち。からだにみょ、いい」
固いのもあるけど、それは違う時～たまごサンドとか？
『『『え？』』』
「ふえ？」
な、なに？
『サーヤ、固さで違うのか？同じ卵だぞ？』
クゥのおめめ、まん丸。
「あ、あい。はんじゅく、しょうか、しやしゅい。かたいちょ」
『消化するのが大変？』
「あい」
頷いて答えると
『『『へ～』』』
〖奥が深いのね～〗
うんうん。ってみんなが頷いてました。
え～？この世界、ほんとにお料理、ないんだね～
