プロローグ
人類は退屈している。
いや、人生が楽しく無いだけ。
日々の生活に満足していないだけ。
食料問題、貧困問題、労働問題、少子化問題
産まれた時からそんな物を背負っている。
そんな人類に対し苦痛を均等に分けようと政府は完全平等化政策を開始した。
産まれてから18年間を隔離された学園都市で過ごし。
18歳、高校卒業課程修了と共に社会へ放たれる。
『18年間の平等』
だが、それはうまくはいかなかった。
育つ過程を等しくしても個々の能力に差はうまれてしまうものである。
そんな能力格差により生じた社会格差は天国と地獄築き上げた。
そして政府は思ったんだ。
“次は×××をいじろうってね”