無料小説・小説投稿・登録サイト「ツギクル」トップ > 小説 > 30の遠い記憶 読み込み中・・・ お気に入り登録 応援する お気に入り登録 応援する 文字の大きさ 大 中 小 目次へ 前の話へ 次の話へ 27. 迷い子 迷い子の様に不安な目をしていた。 いつだって、自分の居場所はここじゃない。 そんな目をして泣くのを耐えていた。 でも、逃げ出せない場所。 逃げ出す事が恥となる場所で、 必死に耐えて時間が過ぎるのを待っていた。 泣けない理由を知っている。 私と同じ目をしていたから。 声1つかけれなかった。 迷い子の様だったのは私の方? しおり 目次へ 前の話へ 次の話へ この作品を通報する