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4話

内藤ホライゾン。彼は非常に一般的で普通の模範となるであろう人物だ。
普通に育ち、普通に勉強し、普通に運動する。
能力もすべて平均的だ。せいぜい、少し運がいいくらいだろうか。
だがその運の良さが極端に出た。
学校中の人間がしんでいる中、唯一生き残れたのだ。

(;^ω^)(どうしてみんな血まみれで倒れてるんだお…まるでマシンガンが撃たれまくった後のようだお…)

いったんどのような状況に置かれているか周りの死体を見渡す。
辛い匂いに鼻をつまみながら、心が傷つかないようにできるだけ細目にしたまま。
すると1分もせずにあるものがあることに気づいた。

(;^ω^)「教卓の上にマシンガンがある!?」

彼の向いている教卓の上には先生の死体の上にマシンガンがおかれていた。
無造作に、「いったん適当においておくか」そう感じさせる置き方だった。

かつてクラスメイトだったものをよけつつ歩き、マシンガンをつかむ。
動かすと証拠が消えてしまうかも、という謎の理由でそのまま置かれた状態のままつかんだ。
マシンガンの扱い方はまったく知らなかったが、体を傾かせ、引き金を引いてみる。

(;^ω^)「あれ?何も言わないお…銃弾切れかお?」

マシンガンの銃弾が切れているかどうか確認しようと振ろうとする。
が、重すぎて持ち上げられなかった。

(;^ω^)「重ッ!
こんなのどうやって持ち込んだんだお…」


謎は深まるばかりだ。
血まみれの同級生のまわりにいるのもつらくなってきたブーンは下校しようと下駄箱に移動する。
すると前から人陰が見えてきた。

(-@∀@)「やあ、ブーン君」


前に見えた人影は同級生で同クラスのアサピーだった。
出席番号1番の優等生、だが勉強以外全くできないぼっちだったような気がする。
あまり関わっていない人物だったのでうろ覚えになるが。
ただ今のアサピーは存在感がある。
なんかパワードスーツかなんか着てる。GANTZスーツみたいなやつ。

( ^ω^)「どうしたんだお?アサピーくん」

(;@∀@)「さっきまで校舎にいたんだけどね、死体だらけだったじゃないか」

( ^ω^)「…あまり思い出したくないお…」

本音である。クラスメイトの臓物とか誰が見たいんだよ。

(;@∀@)「それはすまないね。その感情、体と一緒に消してあげるよ」

するとアサピーはすさまじい速度でこちらに向かってきた。
ボルトといい勝負できそうな、すさまじい速度で。

(;^ω^)(おっ!?アサピーって運動部のエースだったかお!?)

そう思わせるほどの速度で突っ込んできたアサピーをブーンは壁際ぎりぎりでよける。
止まり切れなかったアサピーは壁にめり込んで動けなくなっている。
というか多分気絶してる。

( ^ω^)(もうこんなところにいれるか!俺は帰るぞ!)

無事に死亡フラグを立てたブーンは、校門へ駆け出した。
そして校門前にたどり着いたとき、あることに気づく。

(;^ω^)(電流まみれじゃないかお!これじゃあ門を開けられないお…)

校門を見てみると電流の光が見える。
校舎の陰になっているせいで、よく見えた。
なんとか校門以外の場所から逃げようとしたが、
残念なことに壁が高く、乗り越えることはできなかった

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