ある日の七夕日記 番外編
「ささのは、しゃ~らしゃりゃ~♪」
『お!惜しかったなぁ。いくつかちゃんと歌えたのになぁ』
おいちゃんが頭ぐりぐりします。
「お~ほししゃま、き~らきりゃ~♪そ~らかりゃ、みてりゅ~♪」
『お前、それは一番の頭から二番の最後にいきなり飛んだな』
「ぶー」
混ざっちゃうんだよ
『でも、あと少しだったなぁ。さっきより上手に歌えたな。えらいえらい』
また頭ぐりぐりです。
「えへ~♪」
『ねぇねぇ~今のなぁに~?』
ぴゅいきゅい『『おうた?』』
『『ささのは、なに?』』
『『『おほしさま』』』
みゃっ『なにみてるにゃ?』
「たにゃばたちゃま!」
『七夕さま、な』
「ぶー」
むずかしい~
『たなばた?』
『なんだ?それ?』
フゥとクゥが、がんばってたな~って頭なでなでしてくれます。えへへ~
『笹っていう植物の枝にな、短冊っていう紙にお願いごと書いて吊るして、お星様にお願いするんだよ』
それだけじゃないよ!
「おそうめん!」
『そうだな。そうめん食べるよな。でもな、さすがにそうめんはここにはないからな~』
「ぶー」
七夕様なのに~
『そんな膨れてもなぁ。それじゃ、代わりに涼し気な菓子でも作るか?』
「あい!」
スイーツ!
『何作るかな~?』
「みじゅまんじゅう!」
『ブレないな…まだ小豆がないしな。あっでも、枝豆あるから、ずんだはいけるな。米があるから、白玉もいけるし……』
「ふぉぉぉ しりゃちゃまぜんじゃい!」
『おま、白玉ぜんざい?どんどんグレードが上がるな。あれ?でも、天草もどきあったよな?』
「ふおぉ!かんてん!」
『だよな?寒天はいけるな。あと黒蜜欲しいけど、無いから代わりに甜菜糖煮詰めて、待てよ?ウーちゃんたちがいるからアイスが作れるよな?』
「ふわぁぁぁぁ!あいしゅ!」じゅるり。
『ふふふふ』
「くふふふ」
『いけるな…』
「いけりゅにぇ…」
『「ふふふふ」』
じゅるり。
『なに~?』
きゅいぴゅい『『サーヤのおくち』』
『『きらきらだね』』
『と、いうことは?』
『美味いもんが?』
『『『たべられる~!』』』
みゃっ?『ほんとにゃ!?』
『お手伝いします』
『私もお願いします』
すちゃっ!と、春陽お兄ちゃんと山桜桃お姉ちゃん登場です。どこから出てきたんでしょうか?
『サーヤちゃん私、耳はいいんですよ!』ピコピコ
『僕もです!鼻も利きます!』ぴくぴく
そっかあ。お耳いいから聞こえたんだね!あれ?でも、鼻はまだ何も?
『鼻が利くんです!』
ま、いっかぁ
『ま、かき混ぜてもらったり色々するからな人数多い方が楽しいだろ?サーヤは団子丸めるの出来るよな?』
「あい!まぁるくして、ちょっちょ、つぶしゅにょ!」
『お!よく覚えてたなぁ!でも火傷はしないようにな』
「あ~い」
楽しみ~♪
『ねぇねぇ~ぼくたちも~』
ぴゅいきゅい『『おてちゅだい』』
『『できる?』』
『『『できる?』』』
みゃ~『ココロもにゃ~』
『ん?できるぞ!活躍してもらうからな!頼むぞ!』
『『『わ~い!』』』
ぴゅいきゅい『『やったぁ!』』
『『『がんばるよ~』』』
みゃんっ『がんばる~』
「やっちゃ~♪」
みんなでお料理お料理~♪
そして、移動したキッチンでは
ぴゅいきゅい『『あ~ん♪』』
『こら!そこ!枝豆は潰すんだぞ!食うな!』
『山桜桃ちゃん、沢山入れたら』『沢山食べられるよね?』どちゃ
『あ~!フルー君、フライ君、あふれてますあふれてます!』
『あれ~?はるひく~ん』
『なんかみんな、おそといっちゃう~』
『なんでかな~?』
『わ~っかき混ぜるのと、撒き散らすのは違います!ゆっくりです!』
みんな自由~。
よいしょよいしょ。まるめて、つぶして、ぽちょん。まるめて、つぶして、ぽちょん。
サーヤは白玉頑張ります。
ココロはねんねしてます。
『ハク~これ冷やしてくれ~』
『は~い♪』ひゅお~
ハクは魔法でひんやり係です。
『フゥ、これ風魔法でかき混ぜてくれ』
『分かりました!』
『クゥ、これ潰せるか?』
『はい!』
楽しいね~♪よいしょよいしょ♪まるめて~、つぶして~、ぽちょん。
『山桜桃、春陽~火傷するなよ!』
『『はい!』』
みんながんばれ~♪
そんなこんなで
『よし!出来たな』ふう~
「できちゃ~♪」ぱちぱち
『はい!』ぱちぱち
『完成です!』ぱちぱち
おいちゃんも山桜桃ちゃんも春陽くんも、お疲れ様です。三人ともお料理以外で疲れたみたいだけどね。
『わ~い!』
ぴゅいきゅい『『おいしそ~♪』』
『『食べよう食べよう♪』』
『『『どうやって?』』』
スースー。ココロはまだねんねです。
『自分たちで盛り付けるんだよ。たまにはそんなのも面白いだろ?果物とかのっけてもいいしな!』
「ふぉぉ!」
楽しそう♪
〖美味しそうね~〗
『早く食べましょ~』
『そうだな』
『待ちくたびれましたな』
「ほえ?」
ちゃっかり大人組がスタンバイしてます。
『泉の子たちと、畑の子達も読んだからもうじき来るわよぉ♪』
〖レンゲやアウルたちもね♪〗
みんなポカーンです。
『まあ、最初からみんなで食べるつもりだったし、手間がはぶけるからいいんじゃないか?』
「しょだね~」
みんなで食べた方が美味しいもんね!
それじゃ、みんなで
『『『『『いただきます♪』』』』』
白玉もアイスもずんだも美味しいよ!寒天は、うっかりまた美容に…って言っちゃったおいちゃんのせいでちょっぴりです。くすん。サーヤの寒天···
『それで?サーヤは何をおねがいしたのかしらぁ?』
「う?」
おねがいって?
『だってぇ、さっきの話だと多分そっちがメインでしょう?』
なんだっけ?
『サーヤ、七夕の短冊だよ。お願いごとは決まったのか?』
「あっそうぢゃっちゃ」
忘れてました!だって、白玉が~
『サーヤは花より団子だもんな』
「ぶー」
そんなことないよ。でも、あんこのお団子も食べたいな。
〖くすくす。それで何をお願いするの?〗
「うにゅう~」
お星様におねがい?どうしようかな?あっ!
『決まったかしらぁ?』
「あい!またみんなでたのちく、おりょーりちて、たべりゅ!」
絶対美味しいし、楽しいよ!
〖ふふっそれならすぐ叶いそうね〗
「あい!」
みんなで楽しくが一番だよね!
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございますm(*_ _)m
今日は番外編でした。
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