『スレンダーマン 奴を見たら、終わり』 都市伝説系ホラー【30点】
【あらすじ】
インターネット発の都市伝説「スレンダーマン」を題材に描いたサスペンススリラー。
アメリカ、マサチューセッツ州の小さな町。レン、ハリー、クロエ、ケイティの4人の高校生は、巷で囁かれる都市伝説「スレンダーマン」を呼び寄せる動画を見てしまう。それは「3度のベルとともに長身の怪人スレンダーマンが現れ、連れ去られてしまう」という内容だった。
半信半疑の4人だったが、1週間後、課外活動中にケイティがこつ然と姿を消してしまう。
出演は「7 WISH セブン・ウィッシュ」のジョーイ・キング、「はじまりへの旅」のアナリース・バッソ、「HOSTILE ホスティル」のハビエル・ボテット。監督は「ラストサマー3」のシルバン・ホワイト。
【因幡さんの映画語り】
みなさんはスレンダーマンという怪人をご存じでしょうか?
細身で背が高く、顔はなく、黒いスーツを着ている。
腕を自由自在にのばせ、背中には触手がはえていて、子供をさらう怪人だ。
アメリカでは有名で、日本でいうと、「口裂け女」みたいな感じである。
スレンダーマンは子供が多い場所にあらわれ、長い期間ストーキングし、ある日突然別次元へと連れていく。
運良く逃れられたとしても、その後精神的に危うくなると言われている。
4人の女子高生が、ある日、スレンダーマンがあらわれるという動画を観てしまう。
数日後、動画を観たケイティという少女が、忽然と姿を消した。
彼女は動画を観て以来、オカルトにはまってしまい、とある人物とチャットをしていた形跡があった。
残された3人の女子高生は、チャットをしていた人物から言われるまま、友達を取り返すために、スレンダーマンに「自分が最も大切にしているもの」を差し出すが・・・。
いわゆる精神崩壊系の映画である。
精神を不安定にするような映像がところどころに飛び交い、女子高生たちの危うい心理状態をあらわしている。
スプラッターなシーンは少なく、スレンダーマンの登場も多くはないが、確実に彼女たちを追いつめていっている。
やや夜のシーンで、暗くて映像が見えづらい欠点があった。
ちなみにスレンダーマンは作り話から生まれた怪人で、ビクター・サージという人が、おもしろ写真を投稿するという企画に参加し、インターネットで拡大したネット型都市伝説である。
【宣伝】
発売中の電子書籍↓