恐怖の一夜、異常な殺気
もりおはガタガタ震えながら父親に言う
(とっ、父さん、本当にインターホンの音が聴こえたの)
父親はもりおがガタガタ震えながら恐怖心いっぱいで自分にしやべつていることがわかると驚きながら答えた
(あっ、ああ、なんかインターホンの音が確かに聴こえたような気がしたんだがな、しかし、どうやら気のせいだったみたいだ、お前も聴こえなかったんだろ、インターホンの音、それより、お前、いったいどうした、すごく震えながら話しているぞ、お前、今日、いったい何があった)
と言って父親はもりおを心底心配した
それに気がついた母親はもりおの前にいってもりおの肩を触りながら心配して言う
(もりおは、本当の事を話してちょうだい、貴方、いったい何があったの、私も父さんも何を聞いても大丈夫だから、ね、もりお、お願い、何があったのか素直に私たちに話してちょうだい、私たちはいつでも貴方の味方よ)
そう、両親から言われるともりおはガタガタ震えながら涙を流しながら今日あった出来事を二人に話すことにした
(わかったよ、母さん、父さん、でも、この事を話したら二人の命危険が危険にさらされるかも知れない)
そういってもりおは下を向いた
両親はたがいに見つめあうと意を決したように父親が言う
(もりお、何があったんだ、私たちの事を心配してくれるのはありがたいが、お前は大切な息子だ、それがたとえ私たちの命に関わることでも私たちは後悔なんぞ決してせんぞ、もりお、私たちを信じろ、さっ、話してくれるな)
もりおは父親の顔を見ると話しはじめた