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155 デザート♪

あ~おいしかった!さすがハンバーグです!マッシュポテトにハンバーグの肉汁が染み込んだところも美味しかったです!

こそこそ
『サーヤ、当分ハンバーグは野菜が沢山入ってるものだと思わせとこうな』
「うにゅ?」
おいちゃんが何やらこそこそ話しかけてきました。なんでかな?
『どうもこの世界の連中、肉さえ食べられるなら野菜は要らない位な考えみたいなんだよな』
「ふお?」
それはダメダメ。お野菜とっても大事!
『だからな?ハンバーグの中には野菜が沢山入ってるもんだって思ってたら、喜んで野菜食べるだろ?』
「ふお~」
なるほどぉ。確かに!おいちゃん天才です!お肉と玉ねぎだけのハンバーグも美味しいけど、色んなお野菜入れてもおいしいもんね!あと
「おそーしゅ」
『そうだな。洋風だとドミグラスソース作れるようになったら椎茸、玉ねぎたくさん入れてもいいしな。和風だったら大根おろしに大葉でもいいし、その前に醤油...ポン酢も作りたいな。あっ、トマトソースにも色々入れられるか?』
色々できるよね!納豆ソースとか?あと、おソースだけじゃなくて~
「ちょりひき、おとーふ」
『そうだな、肉だけじゃなくて、豆腐作れれば豆腐ハンバーグもいけるな』
「あい」
ハンバーグの可能性は無限大です!卵乗っけたり、チーズ乗っけたり入れたり~。中からとろ~り、じゅるり。早く食べたいです。

「ゆすらおねいちゃ、はるひおにいちゃ、ちゅくりかちゃ、おぼえちゃ?」
ハンバーグ!また作って欲しいな~。
『いいえ、残念ながら部分的にお手伝いしただけなので』
『今回はほとんどお砂糖を作ってましたから』
残念そうにしてます。
「しょっか~」
そうだったね。お砂糖グツグツ大変だったもんね。サーヤとモモとスイは油作ってたしね。
『枝豆食って座ってただけだよな?』
何ですか?おいちゃん。ちゃんとお仕事してましたよ。

『あっ、でも』
『最後のデザートだけは』
『ゲンさんといっしょに』
『作らせていただきました』
「でじゃーちょ!」
なにかな?なにかな?じゅるり。

『そうだな。そろそろ持ってくるか?』
『『はい』』
『サーヤ、ちょっと待っててな』
『『行ってきます』』
「あい!」
行ってらっしゃい!おいちゃんたちがデザート取りに行っちゃいました。あらためて周りを見ると、ちびっこ同盟のみんなと、妖精さん精霊さんたちもそろそろ食べ終わりそうです。大人は知りません。
『は~幸せ~。サーヤ~、いっぱい食べた?』
「あい。はくは、にゃにがいちばんおいちかっちゃ?」
『ぼくは~ハンバーグ!あんなおいしいお肉、ぼく初めて~』
やっぱり~?
「おいちいよにぇ~」
肉汁じゅわ~だよね。

ぴゅい『わたちも~』
きゅい『ぼくも~』
ぴゅいきゅい『『はんばーぐ~♪』』
ぴゃいぴゅい~『ごはんに~のせると~』
きゅいきゅい~『ごはんに~ちみて~』
ぴゅいきゅい~『『おいちかった~♪』』
「お~!しょりぇ!おいちい~にょ~」
双子がうっとりしてます。初めからそこにいくなんて、さすがだね!

『ぼくは~お野菜みぃんなおいしかった~!フルーツも沢山入ってたし、甘いにんじんもおいしかった~』
それは人参グラッセだよ!
『ぼくは枝豆!ほっぺにい~っぱい入れてから食べると~ぉ、しあわせ~』
お~ハムスターみたいだね!
「ふるーちょ、ふらいはおやしゃいちょ、えぢゃまめにゃんぢゃにぇ。おいちいよにぇ~」
サーヤも大好き~♪

『わたしたちは~』
『マッシュポテト~』
『ふわふわ~』
『『『おいしかった~』』』
妖精トリオはマッシュポテト~
「おいちいよにぇ~」
とろけました~。サーヤも大好き!マッシュポテト増えて欲しくて、お手伝いの時に牛乳入れすぎておばあちゃんに怒られました。ホワイトソースみたいになっちゃったの。ちゃんと、おばあちゃんが美味しくお料理してくれたよ!

『わたしはみぃんなおいしかった!』
『おれも!ほんとにサーヤが言ってた白いご飯も美味しかったしな!』
『不思議よね?そんな主張する味じゃないのに』
『噛めば噛むほど甘みを感じるんだよな』
「ちろいごはん、さいこうにゃにょ」うんうん
フゥとクゥは全部だね!それにお米の良さをもう分かってます!すごい!

『わたしたちも』
『ぜんぶ』
『おいしかった~』
『初めてのものばっかり~』
『『『ねぇねぇ』』』
『『『また、たべにきていい?』』』
泉の精霊さんや妖精さんも気に入ってくれたんだね!
「もちりょん!」
みんな仲良しだもんね!ご飯は大勢で食べた方がもっともっと美味しいしね!

そこで、おいちゃんと、お姉ちゃんたちがお盆になにか乗せて戻ってきました!
そして、そこにあったのは、

「ふお~!ぷりん~♪」
プルプルしてます!ほっぺたもう押さえます!絶対落ちちゃう!
『どうだ!サーヤ、卵と牛乳と砂糖ときたら、これだよな!しかも!今回はレンゲ女王のはちみつプリンと食べ比べてセットだぞ~』
おいちゃんの白い歯がニカッと眩しいです!
「ふわぁ~♪しゅっご~い!!」
食べ比べ~♪
『あれだけの材料でこんなすごいものができるなんて信じられません!すごいです!』
信じて?春陽お兄ちゃん!
『私、生きてて良かったです』うるうる
生きてて良かった?山桜桃お姉ちゃん?そこまで?とにかく

「はやく、ちゃべよ~♪」
絶対おいしいよ~♪
『おう!そうだな!底にカラメルソース入ってるからな。混ぜながら食べても美味いぞ』
「ふぉ~!ちょりょちょりょ~、ぷりゅんぷりゅん♪」
食べるのもったいない~。食べるけど~。
『とろとろがはちみつ、ぷるんぷるんが砂糖な』
「あ~い」
じゃあ、まずは、砂糖の方。あ~ん
「ふにゅ~おいちい~」
ほっぺたおさえて、あんよぱたぱた。ほっぺた押さえといて正解です!おいしいよ~♪こんどは、はちみつ♪
「ちょりょちょりょ~おいちい~♪♪」
甘さが違います!はちさんたちありがとう!
『そうか良かったな!』
おいちゃんもにこにこです。
そういえば
「はちしゃんちゃち、ちゃべにゃい?」
はちさんたちのくれたハチミツ…
『ん?わたくしたちも、食べているぞ?』
『ハイ。イタダイテマス』
レンゲとアカシアが食べてるよって教えてくれたけど
「しょうぢゃにゃくちぇ~」
『あ~分かった。ほかの働き蜂の分だろ?』
「あい」
さすがおいちゃん。
「いちゅみょ、はちみちゅ、もりゃっちぇりゅ、かりゃ」
はちさんたちが一生懸命集めてくれたはちみつ、サーヤたちだけで食べちゃ…
『そうか。大丈夫だ。サーヤ』
『ハイ。オミヤゲヲ、ゲンドノヨリ、イタダキマシタ』
「しょっかぁ。よかっちゃ」
さすがおいちゃん!
『ありがとう。サーヤ』
『ハイ。オキヅカイ、アリガトウゴザイマス』
「さーにゃ、にゃにもちちぇにゃい…」
ちょっとしょんぼり。
『そんなことはない。こんなに他種族と、楽しく過ごすのは、はじめてだ』
『ハイ。タノシイデス』
「でみょお~」
これから美容グッズでも迷惑かけそうだし……
『うっ それは…あっ。では、サーヤ、頼みがある』
「う?」
頼み?何かな?
『わたくしの名前のレンゲと、アカシア。これを、育ててくれぬか?』
「れんげちょ、あかしあ?」
見たいの?サーヤがお名前つけたから?
『ああ。見てみたい。もしかしたら、はちみつもとれるかもしれないしな。頼めるか?もちろん、必要なものをそろえてからで良い』
『ワタシカラモ、オネガイシマス』
「わかっちゃ~」
それならサーヤにもできるね!にこにこ。
『ありがとう』
『アリガトウゴザイマス』
いえいえ~。

『それにしても、これは大丈夫なのか?』
「うにゅ?」
おいちゃん?何見てるの?
『あ~。サーヤは見ない方がいいかもしれないぞ?』
「ふぇ?」
おいちゃん?どういうこと?
『だが、全員、気絶しているのではないか?』
『ソウデスネ』
「ふぁ?」
レンゲにそう言われて周りを見てみると、やはり、味見をしていた山桜桃お姉ちゃんと、春陽お兄ちゃん、おいちゃんと、はちさんたち以外、みんなプリンを持ったまま固まるか、机に突っ伏していた……
「ふぇぇぇぇ?」
どどど、どうしたの?
『そんなに衝撃だったかな?』
おいちゃんも不思議そうです。
『あ、あの、無理はないかと』
春陽お兄ちゃん?
『貴族の方でも、甘いものは果物くらいのはずですし、こんな滑らかな食感のものはありませんし』
『はい。料理の味なんてしょっぱいか、そのままの味かだけですから』
山桜桃お姉ちゃんも続きます。
『はあ、じゃあしばらくは毎回こうなるのか?』
『『そうかもしれません』』
え~?そんなぁ…それじゃ

「おいちゃん、こむぎちょか、いりょいりょちたら……」
ケーキとか~クッキーとか~?
『ああ。どうなるんだろなぁ?』
「こわこわだにぇ」
『そうだな…』
楽しみだけど、これからが心配です。

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