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「興味深いですね、 詳しく聞かせてもらっていいでしょうか?」
「はい、世の中には様々な怪談や都市伝説がありますよね」
「口裂け女や勝手になりだすピアノといったものでしょうか?」
「はい、私はある程度そういった現象を意図的に発生させることができます。」
彼女のオーラを見る限り嘘は言っていないようだ。
「なんでもできるってことですか?」
俺は尋ねた。
「いいえ、あくまで一般的に認識されている現象だけです。自分が望むオカルト現象をなんでも引き起こせるというわけではありません。」
なるほど、なんでも思い通りにできるというわけではないのか。
「疑うようで申し分けないんですけど試しにやってもらっていいですか?」
「かまいませんよ。 どういったものがいいですか?」
俺は少し考えこう返した。
「ポルターガイスト現象って起こせますか?」
「ええ、今から見せましょうか?」
彼女の感情を見る限り嘘ではなさそうだ。
「お願いします。」
「分かりました。 それでは少しお待ちください。」
しばらくすると目の前の机が揺れだし、筆記用具は宙を舞い、証明は激しく点灯と消灯を繰り返した。 どうやらこの能力は本物らしい。
5分ほどするとポルターガイスト現象は収まった。
俺は興奮していった。
「すごいですね」
「あなたもすごいですね。 普通ポルターガイスト現象が起こったら大体の人間はパニックになるんですけど」
「こう見えても昔オカルトにはまっていましてね。」
「それでどういった復讐をお望みですか?」
「今日はもう遅いので帰ります。次は復讐方法が決まったら来ます。」
「分かりました。それではまたのお越しを」
彼女はそう言ってほほ笑んだ。
そうして俺は事務所を後にし帰宅した。

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