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108 ただいま~♪

そんなこんなで帰って来ました!地上です!お日様がキラキラです!
みんなのいる広場に行こ~!

「ちゃじゃいみゃ~♪」
『ただいま~♪みんな~お客さんだよ~♪』

はやく新しいお友達を紹介したくて、ギン様の背中から手をぶんぶんしながらみんなに声をかけます。ハクも呼んでくれたので、あっという間にみんなが気づいてくれました。

『あら、サーヤ。お帰りなさぁい』
『『おかえり~』』
精霊樹の精様と、フゥ、クゥがのんびり迎えてくれます。

ぴゅきゅ~『『サーヤ~!』』
「あ~もも、すい~ちゃぢゃい…」
フゥたちとは対照的に、モモとスイが翼をパタパタさせて飛び込んで来ました。そして、サーヤのお顔に
どーんっ!
「ぶふっ」ぼふっ
必殺!ぽんぽんアタック!
『サーヤ!?』
『わ~サーヤ~』
サーヤはそのまま倒れた!ギン様の背中に!
『モモ、スイ!加減を覚えなさい!サーヤ大丈夫か?双子がすまんな』
アルコン様がモモとスイをお顔から剥がして助け起こしてくれました。
ぴゅきゅ『『ごめんなちゃ~い』』
『だいじぶ~』
大丈夫だよ~。ギン様の背中もふもふ♪ちっとも痛くありません。でも、なんでいつもお顔なのかな?

『サーヤ~ハクとギン様もお帰り~』
『お水の中はどうだった?』
と、フライとフルーもやって来ました。
『『『いし、あった~?』』』
妖精トリオもやって来ました。
「みんにゃ~ちゃぢゃいみゃ!いしちゃん、あっちゃよ♪」
『水の妖精さんたちがね~手伝ってくれたんだよ~』
「あちょ じぃじちゃちみょ~」
ハクと一緒に説明です!
『『そっか~』』
『『『よかったね~でも』』』
『『じぃじたちって?』』
『『『だぁれ?』』』
じぃじたちはね~?
じぃじ達のことを話そうとしたら、ギン様がね

『そのことも踏まえて色々とご報告したいのですが、ジーニ様はどうされたのですか?サーヤが帰ってきたのですから真っ先に飛んでいらしそうなのに』
ギン様が精霊樹の精様と、アルコン様に不思議そうにたずねます。そうだよね。ジーニ様がいません。いつもなら一番に来てくれそうなのにどうしたのかな?

『それがねぇ~』
『こっちにも客人だ』
精霊樹の精様とアルコン様がなんとも言えない顔をしています。

「うにゅ?」
きゃくじん?
『きゃくじんって、お客さん~?』
『そうだな。お客さんのことだな。ですが、一体どなたが?』
誰だろね~?

ぴゅい『ジーニしゃま』
きゅい『おこられてる』
双子が突然の爆弾発言です。
『は?』
「ふにゅ?」
『怒られてる?なんで~?』
ハクとギン様も一緒に驚くと、ちびっ子同盟たちが色々教えてくれます。ジーニ様が怒られてる?ジーニ様神様だよ?神様を怒るの?

『それがね~』
『ベッドのこととか~』
ベッド?ふかふかベッドのこと?

『サーヤのおようふくとか~』
お洋服?サーヤの?
『おさなごにナマモノばかりあたえるとは』
『なにごとかー!とか~』
生ものなんて食べたっけ?でも、それ全部

「ふわぁ~あ!?」
たたた、たいへん!
「さーにゃにょ こちょ!?」
サーヤのせい?

『サーヤ、落ち着いてぇ。サーヤのせいじゃないわぁ。それにジーニ様は大丈夫よぉ』
『そうだぞ。話し合いは今は落ち着いているから…』

たいへん!たいへん!
「じーにしゃまーっ 」
ジーニしゃまがサーヤのせいで怒られちゃう!

『ええとぉ、だからねぇ?』
『サーヤ、落ち着け…』
もう!精霊樹の精様もアルコン様もなんで落ち着いてるの?
「じーにしゃまーっ」ぽてぽてっ
ジーニ様は悪くないよって言わなきゃ!ジーニ様のところに走ります!

『あっサーヤ!』
『待って!』
クゥとフゥが追いかけてきます。もう!なんで止めるの?
サーヤはジーニ様のところいかなきゃ!あっジーニ様いた!誰か男の人が一緒です。

「じーにしゃま、おこっちゃ めーっ!」ぽてぽてっ

〖サーヤ?〗
ジーニ様が突然のサーヤの声に気づいて、驚いて振り返ると

「じーにしゃま~」つんっ

べちょーっ
〖キャーっ!〗
『『サーヤーっ』』
ぴゅきゅ~『『こけちゃ~!』』

お顔から転びました
いちゃい
「ふぇっ」

慌ててみんなが駆け寄ってきます。
〖サーヤ大丈夫?慌ててどうしたの?〗
ジーニ様が起こしてくれました。ぽんぽんとあとから来たフゥも汚れをはたいてくれます。

「じーにしゃま、ごめしゃい」ひっく
〖え?なんの事?〗
ジーニ様はわけが分からなくて、目をぱちぱち。
だってジーニ様
「さーにゃにょ ちぇい、めっ!ちゃりぇちぇりゅっちぇ」
そんなのダメです。

〖それで私を心配してくれたの?〗
「あい。じーにしゃま、いいこ。わりゅくにゃい」ぐすっ
もう怒られてない?サーヤがジーニ様悪くないよって、ゆってあげるよ。

『すみません。ジーニ様、ちびっこたちがサーヤのことでジーニ様が怒られてるって伝えちゃって』
『まだダメだって止めたんですけど』
フゥとクゥがジーニ様にすみませんって謝りながら説明してくれます。

「ごめしゃい」ぐすっ

〖あ~ん!私のために?なんていい子なの~大丈夫よ!この位なんてことないわ~〗むぎゅーうっ
「ふぎゅっ」
しまった!ジーニ様のむぎゅー攻撃!
〖あ~ん、サーヤ~いい子ね~〗むぎゅう~うう
く、くりゅち
「くえっ」
く、空気くだしゃい…

『魔神様、まだこりないようですね?』
知らない声がきこえます。
その声に怯えるようにハッとするジーニ様。
〖サーヤ、ごめんなさい!大丈夫?〗
「きゅぅー」
ダメみたいです。くえっ
『魔神様…』
〖うわ~ん、ごめんなさ~い〗

ぴゅきゅ『『あ~ぁ』』
『『ジーニ様また怒られちゃうね~』』
『『『ね~』』』
『だから止めたのになぁ』
『やっちゃったわね』
はあ~ぁ

何がなにやら?

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