ワガママな気分の男には
りさはリミングのマネージャーになると多忙なスケジュールをこなしていた
リミングはこれから音各業界で食べていくためにいろいろな活動をした
宣伝、会社まわり、握手会、ライブ、
レコーデングと日々、忙しかった
今日も朝の8時頃からいろいろなスタッフたちと新しい曲を作るためにスタジオに来て、楽曲を制作したり、練習やレコーデングをしていた
やがてお昼になるとみんなは疲れはてながらスタジオの中にある休憩室で休みをとった
リミングのメンバーは全員椅子に座ると何も言わずに休んでいた
りさはお昼ご飯を買いに行くためにメンバーに何が欲しいかを聞いた
メンバーたち3人はお弁当なら何でもいいですと言ったが、ギターを担当しているかいとが言う
(あっ、りささんさ、俺、この近くにあるりようやんてんの醤油ラーメンと餃子がいいや、飲み物はコーラでお願い)
りさ困った顔をしながら言う
(あーりようやんてんのラーメンと餃子、でもねあそこのお店は持ち帰りしてないよ、それに出前もやってないし、ダメかな)
りさがそう言うとかいとは(えっー)と驚きながらほざいた
(りささんは俺たちのマネージャーでしょう、だったらなんとかしてよ、俺はあれじやなきゃ、食わないよ)
と笑顔で言った
そこに他のスタッフが言う
(いやさ、かいと、それはさすがに無理だよ、他のものを食べ泣きや、やってないしさ、あの店)
するとかいとは文句を言いながら言う
(えー、なんとかしてよ、どうしても食べたいんだよ、餃子とラーメン)
他のメンバーは(おい、かいと、いい加減にしろよ)と寝ながら言った
かいとはむくれながら席をたつと(もういい)といって、スタジオのレコーデングルームに行ってしまう
スタッフとメンバーは怒っていた
メンバーのリーダーであるなおとは言う
(あーりささん、もういいよ、ほっとけばいいからさ、アイツは)
りさは動揺しながらなんとかしようとかんがえた
顔が引きっている
胃が痛くなっていた
りさはとりあえず一人でかいとがいるレコーデングルームの扉を開くとかいとの近くに座った
お弁当は他のスタッフが買いに行ってくれた