第13話 麗華と再会
「あっもしもし?麗華、この前のお尻好きのおっさんだけど覚えてる?」僕
「はい、覚えてます、あの時はありがとうございました。」麗華
「ちょっと会ってもらいたい人がいるんだ」
「はぁ」
「いつなら暇?」
「今日は特に用事はないです。」
取り敢えず麗華がこっちにくるようだ。
「じゃあ駅着いたら電話して迎えにいくよ」
ドクにも連絡して3人で会う事になった。
物事は都合よくいくわけがない。
魔物を取り扱う女の子を研究室につれていくのだから。
麗華から連絡があり、駅に迎えにいく。
改札でポツンと立ち尽くす、麗華
「おっす、久しぶり!」
「こんにちは」
「こんな遠くまですまん、都会はなれたか?」
「はぃ」
「じゃあ行こうか!」
普段の麗華は物静かな女の子だ、藍原とも京子とも違う。独特のオーラだ。
「彼氏とか友達できた?」
「いえ、仕事に支障がでるので交友は最小限にしてます。」
「今日は、あの、あれ、悪霊とか取り憑いてなさそうだな」
「はい、明日、捕らえに行く予定です。」
「被害者が生きているので、似たような
恨みのある、怨霊を捕らえにいきます。」
「大変そうだな、あっ着いたここだょ」
ドクの家に着いた、インターフォンを鳴らす。
「宜しい!お待ちしてました、研究室におこしください。」ドク
どデカい門をくぐり、中庭へ
「なんとなく、高野山のお寺を思い出します、こんな都会に素敵な家があるんですね。」麗華
僕と麗華は2階の研究室へ向かう。
「誰かと思ったらネギ坊主じゃねえか」京子
「姉御、なんでここに?」僕
「いやいや、私の家だから」京子
そうでした、ドクのお姉ちゃんだった。。。
ややっこしくなりそうだ。
「どこで見つけたんだ、その女」京子
「麗華、ドクのお姉さんの京子さん、藤波京子さん。」僕
「姉御、僕の知り合いで麗華さん」僕
「おチビちゃんこんにちは」京子
「。。。」麗華
出会ったばかりでなんで喧嘩越しなんだょ。
「お入りください。」ドク
「麗華さん、はじめまして、藤波学ともうします。ドクと呼んでください。」
「こんにちは、よろしくお願いします。」麗華
「さぁさぁ座ってください。」ドク
僕はソファに座り対面に何故か麗華とドク
僕の隣には、姉御だ。コイツがフォーメーションをおかしくしてる。
普通 僕と麗華が対面だろ?
「この敷地は清められてますね、邪気が全くないです。自然のエネルギーも満ち溢れてます。」麗華
「良く感じ取りましたね、おっしゃるとおりここは聖域並みに清めてます。邪悪な気が入らないよう結界もはっています。」ドク
京子という亡者は突破してますょ!
「風間さんからは貴方について少々伺ってます、呪伝師という肩書きがあるそうですね。」ドク
「なんだそりゃ?悪魔祓いか?」京子
「姉上、悪魔祓いとは異なり、悪魔を自分に宿し、誰かに放つのが呪伝師です。」ドク
「明日、その悪霊を捕まえに行くみたいだから、僕らも行ってみないか?」僕
「それは興味ありますね」ドク
「麗華いいか?」僕
「何かあっても責任はとれませんが」麗華
「うっしゃ決まりだな、明日行こうぜ。」僕
「くだらん茶番だな」京子
そうして明日の約束をして解散するのであった。
「ちょっと麗華を駅におくってくるよ」
「子供じゃないんだし一人でかえれるだろ?」京子
「。。。私は大丈夫です、それではまた明日」麗華
最後の最後まで姉御にディスられ麗華は去っていった。