第4話 女王蜂の巣
今日は休日、たまには一人でのんびり
ショッピングモールに買い物に来ていた。
夏も近いせいか、みんな薄着で目のやりどころに気を使う。
「あの子はCかなDまではちょっとたりなぁ」なんで女の子を物色していた。
カップルやファミリー、普通の日常がこんなにも眩しく見えるのは、最近ダークサイドに浸透してるからかもしれない。
そういえば藍原って休みの日、何してるのかなぁ?
LINEでもしてみるか、
「今、何してんだ?」
「。。。」既読にならない。🥺
(彼氏?いるわけないよ、寝てるんだなきっと)
ピコン!LINEがきた。❗️
「この前はありがとうね、今話せる?」
このID心あたりがないが、誰だ?
「どなたでしょうか?」
「あっごめん。私のID教えてなかったね、あいです。」
棚からぼた餅じゃないけど何とあい嬢から
LINEがきた!
「お兄さんとまだエチエチしてないから
ムラムラしちゃって、今すぐ会いたいの💕」
←妄想です。
やっと続きが、あんな事、こんな事。
興奮が止まらないぜ!🔥🔥🔥👍
やはり妄想は妄想で終わってしまった。。😩
連絡してきた理由はこうだ。
エチエチショップのお友達が連日、怪現象に悩まされているようだ。
何とかしてもらえるなら何とかして欲しいと、随分と雑なお願い事だった。
あい嬢と、とある駅前のカフェで待ち合わせ。
「ごめんね、急に呼び出して、私とレナの休み合うの今日しかなくて」
ゆっくりショッピングの予定が、事故物件の内覧会とは、、またダークサイドに引き込まれていく。😅
「こんにちは」
少し遅れてレナちゃんらしき女性が
やってきた。
■身長168センチくらい
■バストDカップ
■細身の色白
■ちょっぴり垂れ目だか顔立ちはOK
モデルさんのようなイメージですが
あまり活気は無さそう。
「こちらが友人のレナ、こちらが風間さん」あい
「こんにちは、ご自宅拝見する前に
状況を把握したいから少し質問していい?」
「はい。。。🥺」
状況は以下だ
怪現象が起き始めたのは1ヶ月前。
マンションは新築で事故物件という感じでは無さそう。
10階建の8階の部屋
現象としては、気配、金縛り、ラップ現象、軽いポルターガイスト。うめき声。
実体化した幽霊はまだみてないとのこと。
「そしたらこの後、部屋にいってみさせてもらっていい?」僕
「はい」レナ
3人でカフェを出て、レナちゃんのマンションへ。
やっぱ、あいちゃんはいい体してるなぁ。
これから地獄の扉を開けに行くんだからちょっとおちりとか触らせてくれないかな。😅
マンションに到着した。
ぱっと見、新築なのでとてもおしゃれで綺麗なマンション。
エントランス、エレベーターなどは特に嫌なものは感じない。
美女二人にエレベーターという密室空間。
エロい匂いがプンプンします!👍
「どうぞ、はいってください。」レナ
ついに地獄の門が開いた。🚪
「お邪魔します」僕
至ってものもなくすごいシンプルだ、いかにもひとり暮らしっていう感じ。
間取りは玄関を開けてダイニングキッチンがあり、
その先に左右に部屋がある左がリビング
右隣が寝室になっている。
全然嫌な感じはしない。。
レナちゃんによると主に寝室にで怪現象が起きるらしい。
「写真撮らせてもらっていいですか?」僕
それにしてもエロい香りがする。
くんくんっ
「クローゼットあけさせてもらいますね?」
返事を待たずに開けてしまった。
「えっ」
クローゼットの中にはSMグッズがびっしり
「ごめんなさい💦」僕
静寂な時間が流れた。。
「お兄さんこっちにほら、かわいいぬいぐるみあるよ💦」あい
「ほんとだぁ、かわいいね😅」僕
気を取り直して先に進もう。
「寝室あけてみていい?」僕
「どうぞ」レナ
(ガラガラ バタン!!)🚪
すぐさま僕は扉を開けて閉じた。
悪寒、鳥肌、冷や汗、おしっこもちびりそう。😱😱
「おぇっ😰」嗚咽まで。
「どうしたの?」あい レナ
僕がみた光景は、6畳の寝室に鮨詰め状態の霊体がいた。
まるで満員電車のような光景だった。
リビング、キッチンの写真はオーブがびっしり写っていた。
「あいちゃん、明日出直すから、今日レナちゃん泊めてあげれる?ここにはいない方がいい。😅」僕
無力な自分がそこにいた。
これは奴らの力が必要だ。僕一人ではあの満員電車の中に入れず、ホームに戻されてしまう。
待ってろ幽霊ども。🤛
「事務所そうででくるかんな!」byユキナ
「わかった、明日私来れないけどレナのこと宜しくね!」あい
「もし解決したら、何してあげようかレナ」
SMプレイ以外でしたらなんでも大丈夫です。
「宜しい!良い案件を持ってきましたね」
場所はやっぱり。ドクの研究室。
レナちゃんの部屋の写真をデスクに広げて
ドク、中島、アスカちゃん、ミコちゃんにみてもらった。
藍原は昨日LINEしてからまだ既読にならない。😩
「キッチン、リビングとすごいオーブの数ですね」ドク
写真を撮れなかったので僕は寝室の状態も説明した。
「クローゼットの中だけ画像がないですが
どういうことですか?
抑えるポイントは前に教えたはずですょ」ドク
「あのープライベートなものが大量に入ってて撮影むりでした💦」
「おそらくレナさんの寝室は霊道です!☝️」ドク
本来なら満員電車のようにはならないようだが、レナさん自体に何か引き寄せるものがある可能性が高いようだ。
本来、霊道は寺や神社、霊園などの近くにできやすいとの事。
実は人間の生活圏の上の方には、かなりあるらしい。
近年、住まいが高層化し、現代人が自ら霊道に住宅をぶちこんでしまっているようだ。
「まずは、レナさんを調べてから、どうするか決めましょう」ドク
「21時に出発しますよ」
現地には僕と中島、ミコちゃんで行くことになった。
「中島、レナちゃんみてまた勃起すんなょ
無能力者じゃ意味ねぇからな🥴」僕
「んなこと、分かってるよ。💦」中島
「今日はあいちゃん居ないからメロン拝めないからな」僕
「二人とも真面目にいきましょう😡」ミコ
ピンポーン🚪
「はーぃ、こんばんは」レナ
「こちらレナさん、で中島と変わった格好してるのがミコちゃん」僕
今日も海人(あま)スーツ着てます!
「遅くにありがとうございます。」レナ
(このレナさんの落ち着きから、女王様は想像できない。。きぇぇぇーっとか奇声あげるのかなぁ ムチのご褒美だけはヤダ)
「あとここには来てないけどイガグリ頭と助手がオンラインでサポートしてる」僕
「ドク聞こえるか?」
オンラインでドクと接続した。
「宜しい!それではレナさんモニターの前にきてください、アスカくんがちょっとした質問と霊視をします。」ドク
「中島、まだ領域発動しないでください。できれば平和に事を進めたい」ドク
「初めまして、レナさんアスカといいます。いくつか質問させてください。」
アスカちゃんの霊視がはじまった。
「単刀直入に聞きます、双子の赤ちゃん妊娠してたのはいつくらいですか?」
(なにそれ、なんで分かるの?、僕も知らないし)
「それがアスカの能力のひとつ、霊能者っていうのはスポーツと同じで得意なポジションがあるんだょ。通常お祓いをする時に集団でくるのはそういった意味もある。」中島
「アスカは感知と霊視が得意なんだ、占い師に近いポジションかな」中島
「1年ほど前に妊娠してました、恥ずかしい事に相手が誰か分からず、一人で育てる覚悟したんですか、体を使う仕事をしていたのでウィルス性の感染症にかかり、5ヶ月目に流産してしまいました。🥺」
「申し上げにくのですが、水子の霊が2体付いてます。
水子は正直、動物霊と同じで母語を学んでいないので対話ができません。
長い年月をかけ供養するしか浄化の道はないと思います、その双子の水子の影響で
霊体が引き寄せられ、寝室に溜まってしまってます」
しばし沈黙が続いた。
「宜しい!その女王蜂の巣、私が買います!」
「なんですと!」僕
「こう見えて、フジナミコーポレーションの子会社、フジナミ不動産の代表取締役です。」
「そこのマンション一棟買い占めます!こんな霊道、滅多にないですからね。研究材料にします。」ドク
「レナさんには新しい住居を差し上げます、そこでゆっくりお子さんを供養してあげてください。仏壇も仏具も用意します。」ドク
レナさんは泣き崩れた、生きていくのも精一杯、我が子も無くして、そんな母親に水子は霊体になっても、構って欲しくて怪現象を起こしていた。
「ミコちゃん水子とレナさんと外に出でまってて、中島と寝室の荷物を運んじゃうよ」僕
「よし中島、浄化領域展開してくれ」僕
「オッケー👌ふん!」
(ブアンブアン)✨✨✨✨✨
寝室中に光が広がり霊体はみるみる蒸発していった。しかし霊道なだけにどんどんわいてくる。。😅
中島が浄化領域を展開してる間に
寝室のものをリビングに全て移動した。
展開を解いた瞬間、霊堂は通常の流れになり扉を閉じた。
「それでは、明日引越し業者を手配します」ドク
それにしてもすげぇ奴らだよ。
取り敢えず一件落着だな
あとであい嬢にLINEしとこ!
どんなご褒美かな😍
🌟次回予告、アスカから駅前のカフェに呼びだれた僕、そこにまさかの藍原登場!
三角関係勃発か⁉️」
ご愛読ありがとうございます。
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