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第8話 驚愕! 驚嘆!(10)

 まあ、そう言った時代、テレビの特番でもそんなこと……。



 本当なのか?

 嘘なのかわからない話しを多々……。



 と、言っても?


 まんざら嘘偽りではなかった。なかったようだよ。

 だって僕の目の前には人──。人間とは少しばかり違う容姿をした女性(ひと)が。『ハァ、ハァ』と、荒い息を辛そうに吐き、漏らしている姿、様子、容姿が目に映るから。

 そう、この地球の日本の生物の一つである人間の僕の瞳には、金髪、大きな笹身を持つ女性の姿。容姿があるから。テレビの特番の放映や某怪奇現象雑誌の特集や記事等は、まんざらウソでもないのだと気が付き思うのだ。と、同時に?


 宇宙、他の星からきた女性(ひと)……。



 こんなにも衰弱をしている宇宙からの訪問女性(者)をこのまま放置する。しておく訳にはいかない。いかないと僕は思い始めた。

 と、いうか? 思うのだよ。

 だってさ? 彼女をこのまま、この場に放置、捨ておけば。

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