第8話 驚愕! 驚嘆!(8)
物々しい格好。容姿を宇宙人さんは着衣しているにも関わらず。こんな安易な物考え、思案をあの時の僕はした。してしまったのだよ。
今後、というか?
この後僕に大変なことが待ち受けている。起こるとも知らずに。他の星から和気藹々とした旅行では無く。
金色の長い髪に西洋鎧を身に纏う物々しい容姿の女性……。
そう、あの、ジャンヌ・ダルクを思い起こすような物々しいいで立ち。容姿の彼女──他の星から。この地球、日本を侵略、征服するために先鋒として送られた人物、将軍さまかも知れない女性を僕は、この場に破棄、放置することを選ばずに、安易に助けてしまった。したのだ。
特にあの頃は?
そう、昭和の終わりの時代の頃は、夜のゴールデンタイムのひと時に、良く放映、賑わいをみせていたテレビの番組でも。特番のスペシャル等で、良くUFOや宇宙人の特集を組んで放送、放映をしている局も多かったから。僕自身も彼女のこと、対して、興味津々だったのもあると思う。思うのだ。
僕自身もある怪奇現象、UFO、宇宙人、精霊等の特集を良く扱いしている某月間雑誌も毎月の如く購入をしていたのもあるから、尚更【宇宙人さん】に対して興味津々だったのだと思うのと?