誘惑
女性はしばらくゆうとを見ていると考えがまとまって喋りだした
女性(ところでお前、何でも学校でいじめにあってたらしいね)
ゆうとは驚きながら言う
(な、何でその事を、あなたは何者ですか、これは夢なのか)
ゆうとはさすがにこの非現実感にこれは夢を見ているのだと思った
女性は言う
(そうさ、この世界は夢のなかさ、ただし、あなたが普段見る夢とは違うね、この世界は確かに夢の中だが、例えばおまえがこの世界で死ねば、本当に死ぬことになるね、もっとも、まだ殺さないけどね)
と言って笑った
ゆうとは恐怖を感じながらそんなの嘘だ、例えば殺されれば夢から覚めるんだと思った
女性は(なるほどね)と言うと答えた
お前たちが普段見ている夢は魂が見ている夢だな、しかしここは魂と肉体が共有するところなのさ、おまえの体に何らかのキズがつけば現実の世界で現象としてキズつく、だからおまえが死ねば、現実の世界にいるおまえも死ぬよ、原理を教えてやろう
夢を見るときは魂が肉体と繋がりながらさまざまな人間たちが繋がっている深層無意識の世界で構成されている世界にそのものの思いやり意識、または他の霊的な存在によって導かれて夢を見ることになる
その世界事態は魂の世界なので、確かに死んでも現実の世界で死ぬことはほとんど例外を覗いてない
しかし、この世界は現実の世界の力と繋がっているのさ、例えばこの世界でキズをおうと現実の世界は肉体に働きかけて体をキズつける
現実のでは、空気に存在しているおまえたちが宇宙人と呼んでいるものたちが直接おまえの体をキズつけるのさ、
ヤツらは普段見えないが、空気に溶け込みながら存在して、我々の立場である仲間であった場合はすぐに攻撃するのさ
ただし、ヤツの力は私ほどではないがね)
と長々とわざと説明した
ゆうとはそれを聞いてものすごく驚いた
思わず質問する
(どういうこと、宇宙人は本当に存在するの、何で宇宙人が僕を攻撃するわけ、僕は何もしてないじゃあないか)
女性は言う
(たしかにおまえは何にも悪いことはしていない、と、本当に思うかい、そのことは真実か)
ゆうとは大声をあげながら言った
(本当に僕は何もしてないさ、そんなことするだけそんじゃないか、そんなことをしたら僕が恨まれて何されるかわくからないよ)
女性は言う
(なるほどね、おまえは何もしていないのか、では、おまえが生きてからこれまでの間、おまえは何も悪い考えなど持ったこともないと言うのか
しかし、私が知る限りそんな人間は知らんな、おまえはどこかで悪いことを考えたり、例え小さなことであっても何も悪いことはしていないと言うのか、それは本当のことか)
と言いながら女性はゆうとを見ていた