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学校

ーー誰かの心

 奴が等価交換なら、今回は無理だったが、次は絶対に阻止しないといけない。 二度目はダメだ。 

何で僕はこんな事を考えるんだ? いつ毒された? そう言うのは、気付かぬ様に素知らぬ顔でそうせざるおえない状況に持っていこうとする筈なのに 
 自分が操られるのが余程気にくわないのか、僕達の知らない世界の能力の副作用があるのか さて、どうしたものか

 所変わって、累はニーナの部屋に呼ばれていた。

 「そろそろ入学式有るんだけどどうする?」
「絶対俺は絶対ついていけない」
「誰も入学させるって言ってないじゃん 会いに来る人が多くなりそうって事」
「何でだよ……」
「ほら、アレ、倒してたでしょ。注目の的になりそうだけどどうする?」
「今から誰かに代わる ソレならソレであっちも色々好都合だろ」
「もし仮に世界で他の人を出すなら体力や知識の問題があると思うんだけど」 
「体力かぁ……」

 俺でも一、ニヶ月ぶっ通しは避けたい位だから、仮に誰か通わせんのも結構苦しいな。
 仮に通わせられる最高は三人だから、俺に近い年齢かそれ以下で、そして俺以上に体力ありそうなのは…… 他の奴知ろうとしなかったからか検討が付かねぇ……
 普通に考えたら力だろうが、アイツもあんま外知らなそうだし体力も持つか? ソレに仮に外に出して黒い所での関係とか悪化したら…… 考えるだけ無駄だな。終わらない。さっさと外に出す手段を早く探さないと。アソコから出さなくても、俺が恨まれるだけで損は無いしな。むしろ出さない事で俺の事を全員目の敵にしてくれた方がみんな仲を良くするのには都合が……

そう考えていると何か白いぼんやりとした何かが頭をよぎった、頭をよぎった何かを理解する間も無く頭の中から消えると、何を過ったか思い出そうと頭をかかえたが、思い出せずため息をついた。

「溜息なんてついてどうしたの?」
「考え事してた、やっぱり考えるのは性に合わない ってか能力者って何人位来るんだ?」
「百人くらいかな?」
「アイツの友達の人数大丈夫か?」
「どうにかなるんじゃ無い?」

この世界じゃ多いのか少ないのか分かんねぇわ でも他の奴の友達とか出来るかもな 始まったらそこら辺頑張るか 

「あの未来人とか大丈夫そうか?」
「透明な人と使徒?が来ても瞬間移動でアソコ飛ぶから大丈夫」
「そうか、その時は俺がどうにかする」
「頼りにしてる」
「あんまり期待すんなよ」

もしアイツと次会ったら何処かは切り落としてやる。 

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