灼熱の帳ーしゃくねつのとばり
おぎゃー、おぎゃー、おぎゃー
どこかで赤ん坊の泣き声が聞こえてくる
しかし、しわがれたその赤ん坊を無慈悲につまみ
嗤った
あざける。それがそしてほくそ笑むそれは、悪意をもっていたものであり
にやりとただ黒くどこまでも邪悪に嗤い
薄汚い顔をどこまでもおぞましげに嗤った
「さぁ、朱乃<<あけの>、お前の負けだ」
そして、赤子のそばには、赤い血を流す女の人が一人横たわっていた
「お前が悪いんだ、朱乃、私を裏切るから、、、、」
ーーーそして、これが後につたわる呪いの始まりであり
また、因縁の幕開けだった