黒い世界の柱達 下
悪魔「目的? ココから出るとかそう言うのかな?」
太陽「ソレも有りますけど、先ずは退屈凌ぎの物を見つけましょう、野原さん出番ですよ」
隠者「私?」
塔「さっさと外に出たいから出口探したい、こんな所、さっさと出たい」
審判「そうだね、確かにココ暗いから」
塔「違うから」
正義「私も見えてれば、良かったんですが、見えませんでした」
皇帝「複数の視点とかで野原の目とかで見て見れないのか?」
正義「見ても、野原さんの目線でしか見れないので、あまりおやくには……」
恋人「男だったら殺してるであろう能力……」
女教皇「確かに覗きとか簡単に出来そうな能力ですもんね……」
法王「でも氷川さんそんな事はしないと思うよ」
皇帝「おい馬鹿心」
教皇「?」
恋人「ちょっと心君、詳しく」
女教皇「ついでに、加賀美君も、ね」
正義の女の人に嘘か本当かを心と浩二は
判断されながら質問された事を全て嘘偽り無しで答えた。
恋人「次会ったら的にでもしよう、絶対覗きやってる」
塔「ま、待って、累は一緒にお風呂入ろうって言っても拒否するし、私は布団で寝かせてくれるのに壁で寝てくれるし、サンタさんは累には来てないけど、累はそんな事しないし悪い人じゃない、ソレに、覗きなんてしたら私、累を刺すし、間違ったら殺しちゃうかも」
法王「いや、何も刺さなくても……」
よく氷川の奴今まで生きてこれたな
塔「? 腹が立ったら累は刺させてくれるよ、腕を、でも、その前に気づいてくれるから、二年位は、刺してない」
その発言に全員絶句した。 今ココには累は居らず、刺すものも無いことから、腹を立たせたら何をするのか全く分からず、どうすればいいか皆頭の中で考え、
生きてるだけで大金星だな氷川の奴、こんな歪んだ奴と一緒に居てよく死ななかったな ってか、ってかサンタさんって…… 今度呼ばれたら、ちょっと、優しくするか……
星「…… ちょっと拘束しとくか、又は関節を外す」
審判「まぁまぁ20までは子供なんだからさ、良いでしょ、ソレに回復出来る僕が受けるから大丈夫だって」
逆さ吊り「その理論だと、僕ギリギリ子供って事になるんですけど……」
審判「何か有ったら頼っていいからね」
逆さ吊り「後約二週間で二十歳なんだけど過ぎた時は?」
審判「えっと、ソレは、市井君」
星「…… 頼りたければ頼れ、最上(もがみ)がもし心配なら俺でも良い」
悪魔「ってかサンタさんって、君幾つよ、サンタさんなんて」
恋人「居る」
悪魔「何言ってんの?」
審判「居るね」
塔「居る、だって欲しいの来るもん」
運命「えっと、目的、探しは……」
力「少し先になりそうだな……」
魔術師「うーん…… 何が良いかな」
その後、何故かみんなの思い出話となり、少しずつ時間が過ぎていった。