24話〜グレン転職する
フリックとグレンは転職の神殿に来ていた。
そしてフリックは、グレンが転職して戻ってくるまで待合室で待っていた。
(はぁ、グレンいつまでかかってるんだ?これじゃ、日が暮れちまうぞ)
そう思っていると、グレンが戻って来た。
「悪いな、フリック待たせちまって」
「おい、たかが転職で、何でこんなに時間がかかるんだ?」
「いや〜なかなかなぁ。転職したい職業と転職出来る職業が合わなくてなぁ」
「はぁ、それで結局、何に転職したんだ?」
「ふぅ、本当は剣士系か槍使い系の職業が良かったんだけどな。色々と考えた結果、結局はトレジャーハンターで収まった。あ〜もう仕方ねぇか」
「なるほど。まぁ、お前なら、その方が似合ってるとは思うけどな」
「トレジャーハンターが似合ってるって?これじゃ、目立たないじゃないかよ」
「お前、目立ちたくて転職したのか?」
「当然!!強い職業で、目立ち女にモテる!!」
「はぁ、お前なぁ。強い職業についても、違う意味で目立つと、逆にひかれると思うんだがな」
「それは、そうだけどなぁ」
「まぁ、グレン。転職出来た事だし、宿に戻るとするか」
「はぁ、そうだなぁ。そうするか」
そして、グレンとフリックは転職の神殿を出て、宿屋に向かったのだった…。