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「君をつけて男がいて、いま
その男、
少女はやっぱりという風に
『
『
その言葉を
「君は二つの世界を行き来しているんだ。
つまり不法入国者とは
少女は自分の説明が
『そう
あなたの世界に異国人は
いえ、存在はしてたけど、
切り離されたと言った方がいいかも。
あなた達が異人だと思っている不法入国者は、
異世界人よ。
いやそれも
あなた達からは、
アウトサイダーと呼ばれているけど』
僕達から見ればアウトサイダーでも、
視点を変えれば僕達がアウトサイダーと言う
「で、
『それは
それに向こうは私達が、
並行世界から来ている人間だと気付いていない』
なるほど存在が不明なものほど、
恐怖の対象となりえるか。
「
『
「してないよ」
本心だった。
それどころか、
これから起こる事に胸の底からわくわくしていた。
「それで君はこれから僕をどこに、
連れて行ってくれるのかな?」
少女はいたずらぽく
『
どこに向かうのかもわからないまま流れていた。
静かな時間。
少女は貸し切りになったシートに腰を下ろし、
「そう言えばこの車両には
『この車両の床は
やはりこちらの世界の文明は、
僕の世界の文明を
車内放送がそんな静かな時間にわって入った。
「次はファンデル。
次はファンデルに停車します」