現代の陰陽師後継の年下男子 × 沖縄女子の切ない恋物語。(短編 13話完結)
平安時代より、陰陽師を輩出して来た鹿乃江家では、現代においても、代々当主が、普通の会社員として働きながら、密かに土地の陰の気を祓ったり、結界を結び直してきた。
しかし、鹿乃江家の後継ぎ息子たくみ(17才)は、”霊的存在”がほんの少し見えるという事以外は、陰陽道を学ぶより、ゲームが好きなごく普通の高校生。
オレは、好きなゲームをやりながら、普通の暮らしをしたいだけなんだよッ!
ある朝、たくみが学校に行く途中、道に迷ったらしい綺麗な女性の背後に、真っ黒な”何か”が居るのが見えた。それに気づいたまさにその時、廃墟ビルの5階の看板が上から崩れ落ちてきた•••!!
助けようと駆け寄ったたくみは、逆に危険に晒され、結局女性に助けられてしまう。
「きみ、危ないさねー。」
「はぁ?」
聞き慣れないイントネーションで話すこの女性は、あいり(24才)。二週間ほど東京に滞在する予定で、沖縄から来たばかりらしい。たった今死にかけたというのに、呑気な顔で、よほど肝が据わっているみてぇだ•••。
そんな女性とたくみが、とある場所で再会し、短い夏のひと時を一緒に過ごす。
あいりにまとわりついている”何か”の正体は?
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