その悪女は、ツイている。 (外部サイトで読む

夕綾るか

――私は『悪女』。けれど、今日も意図せず忠義を尽くされる。――

 私は『悪女』。この世界の。
 ええ。もちろん前世の記憶がございますよ。
 そういう物語ですもの。『異世界の悪役令嬢に転生しちゃった』っていう、お話のね。

 婚約破棄? 断罪? 国外追放?
 別にどうってこともない。すれば? って感じ。

 私は、ツイている。
 どんなに悪いことをしても、結局、悪くないように変換される。しかし私は『悪女』なのだ。そうあらねばならない。

 けれど私は、今日も意図せず、忠義を尽くされる。

※設定はゆるめ。

小説を読む(外部サイトで読む)
★と感想

★を贈る

星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。

感想を書く

感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。

通報をする

読者への感謝の気持ち