スナキア家。チート級の魔力を持つ魔導師一族。
その力は一国の国防・経済を支えており、失えば即座に国が破綻。全国民が死ぬ。
だが、もはやスナキア家はヴァン・スナキア一人を残すのみ。
確実に彼の後継を残すため、国は彼に一夫多妻を認めた。
しかし、ヴァンは恐ろしい秘密を抱えていた。
彼はある性癖のせいで、彼とはほぼ子どもが望めない異種族しか愛せない。
そして彼の力は愛する人との子どもにしか継承されない。
スナキア家の喪失は確定的。このままではたった一人の性癖のせいで国が滅亡してしまう。
ヴァンは国民を救うため、スナキア家無しでも成立する国家への変革を目指す。
その手段は、あえて堂々と異種族とばかり結婚すること。
国民に「もしや後継を作るつもりがない?」と思わせ、スナキア家に依存した体制からの脱却を促すのだ。
代償としてヴァンは「全国民の命より性癖を優先したサイコな変態」と国中から批判されることになった。
そんな彼を救っているのが八人の麗しく個性豊かな妻たち。
ヴァンは全国民に疎まれても平気と思えるほどの愛を彼女たちから受け取り、家の中では平和で幸せな生活を送っていた。
彼女たちとの間に子どもができる奇跡を期待しながら──。
一人の最強魔導師と八人の妻が国中に嫌われながら繰り広げる、日常ものドタバタホームコメディー。
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