それができる幸せを、僕は君に伝えよう (外部サイトで読む

皆川 千慧

 今年33歳になる山下綾美は、オケ合わせのため練習会場に向かっていた。今年の演奏曲目はモーツァルトの「レクイエム」。そこで、とてもいいトロンボーン奏者と出会う。
 練習の休憩時間に貧血で倒れてしまった綾美を介抱したのは、そのトロンボーン奏者だった。彼は、総合病院の医者だったのだ。プロだとばかり思っていた彼に、綾美の心が動いていく。

 クラシックの「歌」シリーズ第2弾です。今回は、音楽とは別の仕事をしながら、それでもやはり「音」に携わり続ける2人の物語です。恋する気持ちは、青春の中にあっても、人生の中盤に差し掛かっても、決して変わることはありません……。
 どうか、すれ違いに負けず、その出会いを大切にしてほしいとの願いを込めて書きました。
 どうぞ最後までお楽しみください。

  • 重要なフレーズ

    重要なフレーズ

    オケ
    レクイエム
    モーツァルト
    貧血
    中盤
    演奏曲目
    トロンボーン奏者
    クラシック
    青春
    医者
    山下綾美
    いいトロンボーン奏者
    綾美
    練習
    練習会場
    総合病院

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