異世界での過ごし方~転移しちゃった妖狐は隣国から逃げてきた皇女をデロデロに甘やかして飼い慣らす~ (外部サイトで読む

甘寧

「僕が君の飼い主や」

ギネイア帝国の皇族には特殊な力がある。
それは獣化する事。
皇女であるティナは成人してもなお、自らの意思で獣化する事が出来ず長年皆から虐げられてきた。
ある日、残虐性と性的嗜好を持つ国王の元へ嫁ぐ事が決まり、心身共に疲れきったティナは自ら命を絶つ決意をした。
──が腹違いの弟に助けられ、獣化し子ウサギの姿で逃げた。そして逃げ延びた先は変わり者と噂の辺境伯エルヴァンの屋敷だった。

エルヴァンはティナに「君は僕が飼う」と宣言。

戸惑っているティナにエルヴァンは
「僕はこの世界の人間やない」
「頭おかしいと思うやろ?僕も初めはそう思ったんよ」
「更におかしな事言うと、人間でもない」

淡々と述べるエルヴァンが何を言っているのか分からず困惑し怪訝するティナ。

エルヴァンはこの世界ではなく、違う世界から来た"妖狐"と呼ばれる妖だと正体を明かした。

ティナは最初こそ警戒していたがエルヴァンの優しさと自分に向けらる笑顔に次第に心を開き始める。
ようやく居場所を見つけたティナだが、帝国からの追っ手がやって来て……

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