砂漠の賢者 カエムワセト~知恵の書と魔法使いの王子~ (外部サイトで読む)
時はキリストの誕生前。灼熱の太陽と砂の国、古代エジプト。大河の恩恵と不思議の力に満ちた大国で、知識・見識に長けた一人の王子は生きた。
彼の名はカエムワセト。エジプト第19王朝ファラオ・ラムセス二世の第四王子である。
後に『賢者』の二つ名を与えらるカエムワセトは、穏やかで誠実な人格で人心を掴み、神殿の書庫で得た膨大な知識とその身に秘めた魔力で人々の助けになろうと尽力した。
そんな彼の元に、ある日もたらされたのは、王家に忍び寄る災い。
カエムワセトは災いに立ち向かう決意を固める。
カエムワセトを支えるのは、背中に哀愁が漂い始めた傭兵と、血の気の多い幼馴染の女弓兵。そこに加わるは浮遊感に満ちた魔術師の少女と賑やかな盗賊二名。
そして彼を助成するように、知恵の神が作ったと言われる魔術書 ”トトの書”が、手元にやってくる。
砂漠の大国エジプトで歴史上類を見ない神・魔を交えた争いが、今、始まろうとしていた。
※本作はリアル(歴史)と創作(ファンタジー)を絡めた歴史ファンタジーです。
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