世界一とも噂される大資産家の4男として生まれ育った少年『ロイ・マクエル』 何不自由なく暮らし、最高の環境の中で人も羨むセレブな生活を送っている。と思いきや、さに非ず!
彼は「ブサイク」・「コミュ障」・「ヲタ趣味」の三大苦悩を抱えており、生い立ち故の逃げ癖まで付いている。それゆえ親兄姉から完全に孤立し、挙げ句の果てにとうとう家を追い出される始末。
だが家を追放されたとはいえ名目上は大国エグルストンのエリート騎士団への召喚入団という形である為か、それに縋るように『ロイ・マクエル』少年は遠路はるばるにエグルストン皇国やってきた。
一応エリート騎士団に入団する事になった少年は、一旦ヲタ趣味を隠し、コミュ障をのり越えることを決意した。
それなら穏やかで幸せな勝ち組人生が送れて、尚且エリート騎士団で社会的信用をも勝ち取れる。そして、それを、自分の抱える野望実現への足掛かりとする。
そう、彼には秘めたる野望があった。彼の言葉を借りると「モテモテハーレムでイチャラブぅ?俺TUEEEで最強ぅ?はっ!ちいせえ!小さ過ぎるぜ!僕の夢は天上天下唯我独尊!世界中の美少女を漏れなく全て笑顔にする。そして自分のヲタ趣味を持って全世界に平和をもたらしてみせる!」などという、まるっきりナナメ上で浮世離れした SDGs かよ!的な夢の野望が。
ブサイク故に無視され、コミュ障なのでハブられ、ヲタ趣味がバレてキモいと後ろ指を指される・・・。コミュ障キモヲタ少年の野望の行き着く先は、果たして如何なるものなのか・・・・。
見果てぬ夢を少年、いや“漢“は追おうとしていた。
当然ながらこの物語は主人公がヲタ趣味に《ブヒ》りすぎてすんなり進みません。
これはそんなちょっとおかしな少年の英雄譚です。
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