近隣の村から焼き討ちにあった廃村、ラヴァニ村。
そこにはまだ1人のヴィセという少年が暮らしていた。
ある日、ヴィセは不注意で村の祠を壊してしまった。
そのせいで祀られていた小さなドラゴンが封印から目覚め、ヴィセにドラゴンの血が流れている事を告げる。
ヴィセはドラゴンを祖先に持つ村の末裔という訳ではない。
焼き討ちの日、息絶える寸前のところを正体不明の男に助けられ、知らないうちにドラゴンの血を与えられていたのだ。
人でありながら人類共通の敵ドラゴンの仲間になってしまったヴィセ。
自分の体はどうなってしまうのか。他のドラゴンは今どこにいるのか。
その謎を解き明かすべく、1人と1匹はドラゴンの大陸「浮遊大地ドラゴニア」を目指す。
時に人のために、時にドラゴンの為に行動し、少年はかつて燃え盛る村の中、「生かされた」その意味を探っていく……。
孤独だった少年と、人類の敵であるドラゴンの共存、友情、そして悲しい真実の物語。
どこか諦めたような主人公と、主人公のために人を襲わないドラゴンが繰り広げる、
王道ど真ん中のお話を丁寧に綴っていきますので、宜しくお願いします。
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