<あらすじ>
クリスマス・イヴの北海道・札幌。雪降る夜、三田ありさ一家の車は立ち往生していた。その前に現れ、誘導してくれた見知らぬ男。そのしなやかな身体の動きと的確な指示に、ありさは魅せられる。
男は身元不明の記憶喪失者であったが、仮に雪野進と名付けられ、やがてありさと愛し合うようになる。
しかし、進はひき逃げにあい、入院中の病院から抜け出し、行方不明になる。
失意のありさは、ある日、新聞に、投資会社代表・矢吹義人として映っている彼を見つけて…。
舞台は、雪の北海道から、東京・大手町へ。
華やかなビジネスの世界で活躍する義人を追って、ありさはその世界にとびこもうとするが、裏切りや陰謀が待ち受けていた。
やがて、義人は、ありさをその人と知らぬままひかれるようになる。
義人は再度危機に見舞われるが、ありさの機転で救われる。
北と南から来た二人が偶然出会い、二度恋に落ちる。その生きざまと運命、お菓子作りの得意な平凡な女性の夢から生まれるフード・ビジネスの展開などを楽しんでいただきたいです。
<主な登場人物>
●三田ありさ:北海道にある喫茶店“りら”の一人娘。後に、東京の月岡製パンにて、フード・プランナーになる
●矢吹義人:矢吹グループ本社の専務。傘下の投資会社“アジア・キャピタル”の社長を兼務している。後に、矢吹グループ本社の社長(CEO)に就任
●藤木亮:ニューヨーク帰りの公認会計士。義人の片腕
●堀田圭子:ありさの大学時代からの友人。大手のエム食品工業に勤務
●月岡康之:月岡製パンの社長の長男。のちに子会社の月岡フード・システムズの社長に就任
●森ゆずる:異才のバリスタ。ありさのアシスタントになる
●乙川優菜:ありさの大学の後輩。同じく、ありさのアシスタントになる
●山崎副社長:義人の父と共同で会社を興したが、陰謀をめぐらす
●アンディ山崎:山崎副社長の次男。音楽コーディネータ―で人気DJ。ニューヨーク在住
●高柳レナ:山崎副社長の姪。裕福な貿易商の娘で、高級雑誌のモデル
●雪野進:身元不明の男
-
作品のキーワード
お久しぶりです。エブリスタで投稿している小説『雪の魔術師』を、大幅に加筆し、改訂しました。長編になりますが、よろしくお願い申し上げます。お仕事恋愛小説です。少しミステリーが入ります。
ログインすると作品の応援や感想の書き込みができるようになります。新規会員登録(無料)はこちら。
★を贈る
星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。
感想を書く
感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。
通報をする
読者への感謝の気持ち