江戸時代に突如として空が引き裂かれ、のちに『百鬼夜行』と呼ばれる、妖怪の世界「異界」と人々の世界がつながる史上最悪の事態が起こった。
人々は、空から出続ける化け物に怯え、成すすべもなく蹂躙された。
絶望が人々を覆い隠そうとした時、その闇に一筋の光を照らす男が現れた。
その男こそ、全陰陽師の祖である「安倍晴明」であり、史上最強の陰陽師である。
安倍晴明は十二体の式神を連れ妖怪を祓い続けた。
そしてついに妖怪たちを追い返し、世界との間に結界引くことによって、封じることに成功する。
その後、安倍晴明は後世に力を託すために人々に妖怪と対抗できる力を与えた。
死ぬ間際、安倍晴明は教え子たちに一つの願いを託した。
「どうか哀れで悲しい者たちをこの世から祓ってくれ。 」
その使命を果たすために、教え子たちは結界をすり抜け出てくる妖怪たちを払い続けた。
そして陰陽師と妖怪の戦いは今現在も続いている。
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「土御門壮馬」は生まれた時から類稀なる才能と莫大な呪力を持っており、【この戦いを終わらせる】使命を持っていた。その使命を果たすため、妖怪たちを圧倒的な力で祓っていった。そんな彼をみなはこう言った。
現代最強の陰陽師と。
しかし突如、壮馬はクラスの人達と共に、異世界へ転移してしまう。
そして待ち受けていたのは魔力なし「無能」という称号だった。
城から追放され、使命から解放された彼は、初めて自分の思うがままに行動する。
「俺はこの世界を旅することにするよ。」
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