屋敷を賭けて決闘した挙句に子供を産ませた男が、自分の気分のままに女士官に結婚を申込んだところ、百万丁の小銃と二億発の銃弾を軍に納入するように求められた。
勘気を振り回した女の意気地に、わけもないと応じた男の純情が、世界を変える事業を動かす。
鉄道も電灯もない文明薄い大陸のことで、鉱山を支援し鉄道を敷きとしている間に、男の片腕であった女執事が出奔する。
それでも運河が開かれ、小銃の生産事業は目処が付き、鉄道の建設も道半ばをようやく超えた。
これも全ては、愛の魔法だ、と笑わば笑え。
石炭と水晶 或いは文明の化石
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石炭と水晶 或いは棄民の歌
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に続く第三幕。
長いお話なので他人の日記をめくるつもりで、気長にお付き合いいただければ幸甚だしく。
新しい年の頭から順繰りに遡ってご笑覧あれ。
本作品は現代日本と異なった倫理観価値観をもった世界を表現した娯楽作品です。
性的暴力的或いは差別的反社会的表現を含みますが、現代社会における倫理を改変或いは破壊する意図目的はありません。
物語中の技術或いは現象は演出上現代までの歴史的技術的事実を意識し単語を流用したものですが、架空の存在です。
また作品内の価値観は著者個人の価値観とは同一ではありません。
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