君と僕は、奏でるように新世界を物語る。 (外部サイトで読む

舟津 湊

大テーマ
現実と仮想における新しい世界と新しい人間関係の模索と創造

あらすじ
小説を愛する高校生八人が、国家プロジェクトに巻き込まれ「物語を通じて世界を創っていく」お話。

日本政府は、地球温暖化対策の切り札として、生産・消費活動を抑えるために、仮想世界の創造とそこへの移住を推進する『新世界プロジェクト』を立ち上げた。新たな時空のデザインを任されたのは、小説コンクールのファイナリストとなった八人の高校生たち。彼ら彼女らは那須にある政府の研修センターの合宿所にて七日間の共創生活を送る。

ヒロインは、グランプリ受賞者、城崎瞑(きのさき めい)。彼女には一緒に生まれてくることができなかった双子の姉、城崎舞(きのさき まい)がいた。瞑はこのプロジェクトを利用してバーチャルの世界に舞を蘇らせようと目論む。
語り手は、準グランプリの湯沢誠。瞑とパートナーを組んで新世界をデザインしながら、舞の探索と復活に協力する。

二人は、構築されつつある仮想世界に舞の姿を見いだすが、彼女はこの世界で生きていくことを拒む。

①果たして、瞑と舞はともに仮想世界で生き、理解しあうことはできるのか?
②果たして、AIによって創造されたノン・プレイヤー・キャラクター(NPC)と人間は、心を通わすことができるのか?
③果たして、新世界を創り出し、生産活動から精神活動へのパラダイムシフトを引き起こすことができるのか?

瞑と誠は、自分たちが創造していく仮想世界を巡り、この三つの問いに対する答えを探し求める。その体験を通して新しい世界のあり方、そこでの人間のあり方に一つの答えを導き出す。

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