元捨て犬の私が暴君の愛され妻になりました。 (外部サイトで読む)
『悪女ではありません、あなたの忠犬です!』
マルテキーズ王家の為に生きるように育てられたモニカ・マルテキーズは、皇帝暗殺の命を父より賜りアレキサンダー・バラルデールの元に嫁ごうとしていた。バラルデール帝国へ向かう森の中で、前世での捨て犬としての記憶が蘇る。記憶と共に鋭くなる嗅覚と聴覚。さらに、ひたすらに王家の為に尽くしてきたが自分は家族により捨てられたことを察する。そして、新しい自分の主人になるアレキサンダーの忠犬になる事を誓う。アレキサンダーはマルテキーズ王家の企みに気づき、「魔性の悪女」との異名を持つモニカを警戒していた。悪女と忠犬の資質を合わせ持つモニカを理解するのは容易ではなかった。しかし、人間不信だった彼の警戒心は彼女の献身に気が付くと共に徐々に溶かされていく。モニカは鋭利な感覚と知略を武器に彼を狙う多くの陰謀に立ち向かうのだった。
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