ぼくの可愛い破壊神  (外部サイトで読む

海野ハル

 スラム育ちの『ぼく』ことクラウンは、王都の魔法学園に通う落ちこぼれ生徒。
 自分専用の魔法として〈ほっこり優しいキモチになれる〉ケープを織ることができるんだけど、なんだか地味だしもっと派手な力が欲しかったよね。

 ……と思っていたんだけど、ひょんなことから発掘品の石像にケープをかけたら、世界を滅ぼす力を持った破壊神が復活しちゃって!?
 どうやらぼくのケープに込められた〈ほっこり効果〉が、封印されていた彼女に活力を与えてしまったらしくて。
 なんだそれ。ちょっと待ってよ。

 そんなわけでぼくは破壊神(けっこう可愛い)を従えて、世界を救ったりうっかり滅ぼしかけたりするってわけさ。

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