『声の欠片』(『薄暮の部屋』)/ もりまりこ (外部サイトで読む

BOOK SHORTS(ブックショート)

僕はフローリングの部屋を逃げ回る。それはオリーブオイルがたゆたっている時の光を放つ色に似た欠片だ。でも油断していると、僕はこれに瞬時にして命を奪われかねない。ぼんやりと天井を見上げると欠片が突き刺さっていたあたりにぽっかりとした穴をみつける。まるで妻の耳のピアスの跡のような穴を。

  • 重要なフレーズ

    重要なフレーズ

    もりまりこ
    欠片
    フローリング
    薄暮
    オリーブオイル
    瞬時
    ピアス
    天井
    あたり
    部屋

    Web Services by Yahoo! JAPAN

小説を読む(外部サイトで読む)
★と感想

★を贈る

星を選択して「いいね!」ボタンを押してください。投票後、「いいね!を取り消す」ボタンを押せばいいね!を取り消すことが可能です。

感想を書く

感想を500文字以内で入力してください。入力した内容は作者の承認後、感想欄に表示されます。

通報をする

読者への感謝の気持ち