【完結】冒険者ギルド『カリマ』に所属している聖騎士は、今日も明るい相棒に振り回される。 (外部サイトで読む

秋月 一花


 幼少期から神殿で暮らしていたトレヴァーは、いつも同じ日に預けられたレイモンドに助けられていた。

 だが、レイモンドに魔力があることがわかり、彼は魔塔に行ってしまう。

 その前に、トレヴァーとレイモンドはある約束をした。

 それは、大人になったら一緒に冒険をするというもの。

 それから十数年の月日が経ち――トレヴァーとレイモンドは、冒険者として一緒にパーティーを組み、冒険者ギルド『カリマ』に所属している。

 とある日、依頼帰りに森を歩いていると、「きゃあっ」という声が耳に届いた。
 聞き覚えのある声だったので、声のしたほうへ足を進める。

 いつもお世話になっている宿屋の看板娘が、魔物に囲まれていた。

 彼女を助けた翌日、衛兵が宿屋まで来てトレヴァーとレイモンドに、

「きみたちが急いで森から出てきたという証言がある。どういうことか、説明してくれるだろう?」

 と問う。

 今朝、森の中でズタボロの男性が見つかった。


 森から急いで街へ向かうトレヴァーとレイモンドを、誰かが見ていたらしい。


 トレヴァーは、疑われたことにレイモンドの機嫌が急降下したことで、彼が怒っていることに気付く。

「オレらが犯人じゃなかったら、ちゃんと謝れよ!」

 レイモンドはそう宣言し、冒険者ギルド『カリマ』に所属している全員で犯人を見つけることを決意した――……。

 対人戦が苦手な聖騎士と、明るい賢者の絆が深まる物語……のつもり。

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