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両親と兄が帰ってくるとようがはま

ず、また学校をサボったことでせっか

んされた。さんざん痛め付けられたあ

げく、次に待っているのは兄からの虐

待だ。

兄はようがを強引に外に連れ出して門

の前に俺がいいと言うまでたってろと

言う。

ようがは仕方なくいつも夜遅くまで門

の近くに立っていた。

危険なのはどしやぶりの大雨の日だ。

一回ようがはどしやぶりの大雨のなか

で3時間たたされたことがあった。

やっと家にいれてもらうとその夜、高

熱を出して倒れてしまった。

両親はとりあえず風邪薬を飲ませて学

校を休ませたが、満足に食事を与えな

かった。危なくようがは肺炎になると

ころだったが、奇跡的にその時は熱が

引いて助かった。だが、もう一度、同

じ目に遭わされたら次は命がないかも

知れなかった。両親はあくまでも兄の

言うことを聞いた。と言うよりも兄は

完全に狂っており、兄に逆らったら両

親を殺害するところまで来ていたのだ

った。

もともと兄が狂ってしまった原因を作

ったのは父親だった。父親は兄にDVを

子供の頃からしてとうとうおかしくな

ってしまったのだった。

自業自得と言えたのかもしれない。

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