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秘密8

 ここ数日入ってきた抜け忍のくノ一を見ているが揚羽とは思えない。それ程の化けぶりだ。猿も接触をしない。ただ猿以外も警戒して鼠だけを張り付けている。男に使うくノ一は狗が一度抱くことになっている。それで能力を見定める。これは獅子の仕事だったが今は頭の狗の仕事だ。
「頭、くノ一が控えています」
 猿が声をかけてきた。部屋に入ると全裸で大の字に仰向けに寝ている。狗は帯を解くとまずくノ一の髪を探る。簪類を警戒している。次に下を見ると毛が生えていない。狐も無毛だ。万が一を考えて天井裏に鼠を潜ませている。鼠は足の速さが得意技だが吹き矢も得意だ。
 狗はくノ一の膣の中に指を入れる。何も隠し持っていない。次に尻の穴に入れる。くノ一の視線が狗を捕えている。狗はその指を舐める。毒が塗られていたらすぐにわかる。微かに微笑んだようだ。隙があれば必ず仕掛けてくるだろう。ゆっくりと刺しいれる。直ぐに濡れてくる。締め付けが強烈だ。狐と同じ形状だ。
 微かに喘ぎながら口を求めてくる。狗は顔を反らすように逃げる。毒もあるが舌を噛み切られる恐れがある。揚羽も猿が見破られていると思っていないのでくノ一になり切っている。狗のものがはちきれそうになっている。精を出した時が一番危ない。だが堪えきれない。
「行ってください」
 これは狗の負けだ。どうも今回は狗とのまぐわいを楽しんだ風だ。
 部屋を出ると自分の部屋に戻った。もう鼠が部屋に降りてきている。
「怪しい点はあったか?」
「いいえ。でも頭は行ったでしょう?」
「狐には内緒だ。鼠はこの文を覚えて狐に伝えてくれ」
 修験者について調べるように伝えた。
 それから狗は部屋を出て猿にこのくノ一を次の組に入れるように伝えた。今度は筒井が奪われた出城に向かう。出城の再調査だ。このくノ一と下忍を2人を選んだ。ここで揚羽を試してみようと思っている。


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