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15話

鏡に映っているバハムートとリヴァイアサンは空の上のようだ

[アラミティアの者達に告ぐ!!我が名はビヒモス!]

[そして!!みんなの人気者海のアイドル♪レヴィヤターンでーすぅー♪]

……疫病神と修正を求む!!っと僕は心の底から抗議した。

[[我らの声を聞いた者は、今すぐ村や都市から遠く離れろ]]

[[死んでも知らないよ?きゃっはー♪♪]]

[[これは冗談ではない!!もう一度だけ繰り返す!!]]

[[迅速に避難してね♪しなくても痛みは無いからいいけと?あはっ♪]]

その言葉を聞いて一気に不安感が増して来た

「この二人何を言ってるの?バルちゃん?」

「ほぇーバカにしてたけど…ちょっとは頭回るね…」

バルちゃんは何故か感心していた。

「ねぇ!どういう事?ですか!!」

同じく不安な気持ちに襲われたようなメディアは僕にに聞いて来た。

「僕も分からないよ!!どういう事?バルちゃん?何をしようとしてる?」

「うん?簡単でしょ?そのアラミなんちゃら国、無くなれば返さなくてよくなる?でしょー♪」

「………………たね?」

国が滅べば返済をしなくて済む…と都合よく考えたバムとレヴィだった。

もちろん僕も同じだった。

「だね?…だね?…じゃないですよ!!!止めて下さい!止めろよぉぉぉぉ!」

「ドコニイルカワカリマセン…」

「アタシモワカリマセン!オニィチャン」

借金からの解放されると思い惚けた。

序でにバルトゥールも惚ける…

「アラミティア帝国!!」

「あの国……やっちゃえー神獣様ぁぁ!!」

「うおおおおおおおおーー!!」

行成、騒ぎ出すラプス族達

「どうしたの、みんな?」

「アラミティア帝国は亜人を奴隷にして繁栄した国です」

「このマムンティア大陸の中でアラミティアを憎まない亜人は無いと言われるほどです」

アラミティア帝国は亜人の奴隷が人口の半数以上の国で毎年亜人狩りを行うとラプス族は言ってた。

「……本当ですか?リンテルスさん?」

「……はぃ…でも亜人の待遇は…毎年改善しでいるですが」

リンテルスは申し訳なさそうな顔で言い訳して縮こまっていた。

「ラシュトルニの両親を殺したのもアラミティアだよ…うううう」

隣で悲しそうな顔のラシュトルニ…レーイミの一言で迷いを払った。

「やっちゃって下さい!二人共!」

「え?え?そ、そんな!」

リンテルスは焦って止めようとしたが無理だった。

[[おお!れ、レヴィ!主様の許可が降りたぞ!]]

[[きゃっはー♪主様!ステキ♪]]

その言葉を聞いた二人は元の姿に戻った。

「な、話し出来るではないですか!止めて下さい!!ああぁぁぁ!」

「ナニイッテルカワカリマセン」

[[座標X1663Y3033!風向きよーし!障害物よーし!!行きます!鼻息ふんっ!ふんっ!」

バハムートの鼻息で都市一つが吹き飛んだ。

なんとふざけた技!でも威力は抜群です!

[[もう!ばーーちゃん!主様が見てるよ…恥ずかしい事やらないでよ…]]

[[そ、そうだな…ちょっとチカラを抑えるつもりだったが…分かった!]]

常識があるようなないようなバハムート

抑えてそれなの?それでいいよ!それでいい!!

[[座標変更!X1968Y4110、風向きよーし!障害物よーし!我は願う…穢れを払う赤き炎、その罪深さを浄化せよ!アシャワヒシュタの烈火!!]]

バムから撃ち放たれた炎はアラミティア帝国の全てを包み込んで全ての都市を綺麗さっぱり消し炭にした…。

いや…アラミティア帝国その国まるごと消し炭に変えてしまった。

「だ、た、だ、だ、だ、大虐殺だぁぁぁ!」

数百万の人々が消し炭になり、大虐殺の主犯になった…ど、ど、どしよう!

ハルトの悲鳴を聞いたバムは冷や汗をかき顔を隠した。

[[もう…ばーーちゃん!やり過ぎ…主様、心配要りませんよ?ほーら見てください]]

数百万の人々が海に流されている姿が見えた

[[磁気を利用して生き物は海に飛ばしてありますよ?褒めて下さい♪愛でて下さい♪♪]]

「さ、最初からそれをやれよぉぉー!心臓止まるかと思ったよっ!!」

…多分バムはレヴィに嵌められた…。

その海に流れてる人の中で皇帝の姿も見えた

「こ、こ、皇帝陛下ぁぁぁ!!!!」

その姿を見て泡を吹き倒れるリンテルス

「うおおおおおおおお!!!!」

「アラミティアが滅んだ!!!!」

「ハルト様万歳!!神獣様万歳!!」

喜ぶラプス族達は祭雰囲気になった。

だった5分でマムンティア最大国、アラミティア帝国…滅ぶ。

「……国が滅んでも人々が生きてる限り!返済はしないといけませんよ?お金返して下さいよ!!返済!返済!ウキャキャキャ!!」

立ち直ったリンテルスはまた抗議するように催促して来た。

「……………あっ!」

天文学の数字から思考能力が停止したくなるほど更に返済額が増えた。

「お、お兄ちゃん!!まだ間に合う!奴らやっちゃおう!ねぇ?ねぇ?」

さすがのバルトゥールも焦ったようだ。

[[あっ!あっ!最後に告げる!この騒ぎの発端は聖女リンテルスによるものだ]]

[[ビヒモスの体に無断で乗り込んでこの可憐な私に剣を斬りつけたの…ひとぉーい人!聖女?歳女の間違いじゃなく?キャルルル♪]]

ウーーーン……可憐…てすか…はいはい。

「え?……私の名前売りやがったぁぁぁ!」

見事に全てをリンテルスに押し付けるバムとレヴィ!よくやった!

「……………はい、どうぞ」

返済額が書いてある書類を僕はリンテルスに渡した。

「……オ、オ、オフ…ゼロがいくつやら…目が回りそうだね…」

同じ事言って冷や汗を流すリンテルス

「真似すんな!歳女!!」

何だかんだで返済から解放されたハルトだった。

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