第06話 開拓2日目 資材の荷降ろし、資材置場(仮)の建設
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[ 資材の荷降ろし ]
砂利、沓石、モルタルといった重量のある資材を満載した軽トラの運転は困難を極めた。
アクセルが非常に重く、ブレーキの効きもそれほど良くない。
途中までのアスファルト舗装された田舎道は信号も車も少なく快適に進めたが、舗装されていない林道に入ってからは危うくてスピードが出せず慎重に進むしかないが、それでも路面の凹凸がダイレクトに運転席伝わってきて身体がガンガン揺さぶられた。
予定より10分遅れで土地の前まで到着すると、いよいよ進入路である。
バッグで慎重に進入路を進むとタイヤがめり込むのが分かる。今回買ったものは合計1tまでは行っていないだろうが、数百kgは余裕で超えているだろう。
なんとか自作のスロープ部分を越えることが出来て安心すると緊張から開放された全身から力が抜けるのを感じたが落ち着いている暇は無い。
とにかく荷降ろしをしなければならないのだ。
さきほどと違って今回は1人だけであり、軽トラの返却時間制限もあるため急がなければならない。
まず荷台のロープをほどき、上の方に積んである木材を下ろす。
次に重量物を下ろす。1袋20kgの砂利や、1個15kgの沓石は信じられないくらい重い。
砂利の袋は最悪破れてもいいので引きずるようにして荷台からそのまま落とし、モルタルや沓石は荷台の端に寄せてからやや丁寧に持ち上げて地面に降ろす。
軽トラの荷台を囲っているパーツは『アオリ』と言って、それぞれ蝶番を外せば開閉できるということをさっき店員さんに教えてもらっていてよかった。
とにかく無心で作業を行い、荷降ろしを完遂した。
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[ 軽トラの返却と追加資材 ]
無事に荷降ろしを完了し、ギリギリ制限時間内にホームセンターに戻ってくることが出来た。
軽トラを返却し、ついでに追加の物資を購入する。ホームセンターの行き来には時間が掛かるので今回の帰路でも買えるものは買っておく必要があるのだ。
まずコンクリートブロックを複数個買う。コンクリートブロックは1個98円で売っており、私の感覚ではすごく安く感じる。重量に対するお得感がすごい。
そのほか貯水用の20Lポリタンクなどを買った。
私の土地には沢が流れているものの、小屋の建設予定地からは50mぐらい離れているので水路を引くのはとりあえず後回しと考えている。しばらくは町との行き来にある途中の公園の水道から汲んで使う。
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[ 資材置場(仮)の建設 ]
土地に帰ると、もう16時近くになっていた。身体的にはヘトヘトだが建材を買ってしまった以上、資材置場を作る必要がある。
建築資材のうち特に木材は雨に濡れたり地面のからの湿気にあたるのは良くない。木材が給水してしまうと腐食や変形につながるからだ。
そこでそれらを防ぐために防水性を考慮した資材置場を作る必要があるわけだが、今回は疲れていることもあって極めて簡略的なものにした。
地面にコンクリートブロックを6つ並べ、その上に一番安価だった1080円のベニア板を2枚を敷き、その上に資材である木材やモルタル袋を乗せる。
今回は資材置き場に屋根は作らず、代わりにブルーシートで資材を覆い、ブルーシートのハトメにロープ止めを打ち込んで地面に固定することで完成とする。
簡素な作りだが最低限の防水機能は果たしてくれるだろうと期待して、今日の作業はこれまでとした。
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--経過--
進入路の工事 完了
資材の購入(基礎・土台)完了
資材置場(仮)の建設 完了
基礎工事 未着手