第10話:狩りとは名ばかりの…
食事を終えた俺は眠くなったので眠った。
ーー翌朝
起きたばっかりの俺は欠伸をしながら洞窟の外に出た。しかし、そこには誰もいなかった。狩りに行っているであろう母さんは兎も角、俺を起こしに来る父さんもいない。‥‥‥もしかして、俺、
捨てられるようなことをした節が思い当たる為、俺は両親をひどいとは思えなかった。
ふと、何気なく下を見ると俺が両手で抱えられるほどの大きな石が落ちていた。その石が妙に気になった俺はその石を両手で抱えた。
その石には鋭利な何かで削られた跡があった。何かの記号のようだ。俺には何故か、その記号が読めた。
「えーと、何々、『我とサーシャはこれから別の所に往く。暫くは戻らぬだろう。これからはネルム、其方自身の力で生きて往け。その為の力は
これって
よし!そうと決まれば、狩りに行こう!!
俺は四足歩行で歩いた。四足歩行も慣れれば楽だ‥‥‥生後3日で慣れるも何もないけど。
ーーんー‥‥‥全然モンスターが居ない。‥‥‥何でだろう?俺はそう思いながらも頑張ってモンスターを探した。
‥‥‥このままだと、本当に餓死すると思った時!!やっとモンスターを見つけた。
そのモンスターはーースライムだった‥‥‥。スライム‥‥‥スライムねぇ~‥‥‥見たところ可食部が少ない。果たして、腹の足しになるかどうか‥‥‥。
まあ、父さんが言っていた通り【鑑定】してみよう。
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名前:-
種族:
性別:-
年齢:0
LV:1
職業:-
HP:100/100
MP:0/0
ーーーーー
スライムって言ったら、雑魚の代名詞だが‥‥‥明らかにこいつは初期に出会っていいモンスターじゃないだろ。まあ、俺の方が強いから問題ないけど。
俺は『