プロローグ
崩れ落ちる瓦礫。
爆炎が上がる地上付近。
世界が暗炎に染まる。
最終戦争(ラストバトル)なんじゃないかと思える惨状を見ている俺は右手にある黒衣の邪浄爪を見て溜息をつく。
遠くの方では美知が戦っている。
桜も戦っている。
シオウも戦っている。
亜子も魂装刀を揮い化け物を打ちのめしている。
鈴子は種合集合統合(オールシードインテグレーション)を使用して、全能力を駆使して敵と戦っている。
他のみんなも戦っている。
美知が来た。
「竹男! ここいらの敵はあらかた倒したよ……だがまだあいつが」
「ああ、そうだなあいつがいたな」
「だが、まだ手はある……はず」
「それじゃあいくよ!」
そこでテルネアスが来た。
神聖紫天女神(テルネアスゼロクリアリヴァース)の状態できた。
「あいつは……私達三人でしか倒せないよ…………」
「まてテルネアス、心理はどうした?」
「真歌さんも来てない」
「飛男さんが心理と共に××と戦っている………………」
「炎火さんも×××と交戦中」
亜子が到着した。
桜も一緒だ。
「お兄様、必ず生きていると信じていました」
「竹男、それでも私は……あなたを信じていた」
そこで世界が暗転する。
空が割れるようなほどの光が差す。
そこには神を超えた超神魔邪神が聳えていた。
「この世界を終わらせてやる……さあ子羊どもよ我の前にひれ伏すが良い……」
超神魔邪神が極太の消去の光線を放つ。
人々はこの世界から跡形もなく消滅していく。
全ての存在の証明も無く……本当に最初からいなかったのごとく。
「見て下さい! ツク……じゃなくてマスク忍者仮面さんが邪神に向かって特攻してます」
「つく……マスク忍者仮面!! 無茶だ!! お前がいくら最強無敵だとはいえ!!」
この時マスク忍者仮面は全ての力を結集してこの邪神に挑もうとしていた。
いいさ残りはお前たちに全てを託すから。
竹男は飛びだした。
黒い翼を出して、飛ぶ。
右手にはありったけの力を籠めて。
「喰らいやがれ!!! 邪神滅絶隗覇爪拳!!!!!」
「創魔神滅忍斬戒!!!!!」
世界最強と最恐のコンビの一撃が超神魔邪神に到達した。
その瞬間、世界は激震した。