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心霊スポット=事故物件

なぜ、ネットには、行ってはいけない心霊スポットの情報が常に溢れているのか。
それは、遊び半分に事故物件に来るアホにそこに居ついた怨霊を憑りつかせて、その事故物件から、連れて行ってもらうためである。霊能者という胡散臭い人物に除霊を頼むより、バカな物好きに憑りつかせてその物件から連れてってもらった方が確実で安上がりなのでネットには怖い心霊スポットして、事故物件は積極的に公開されていた。
面白半分に忍び込む者がほとんどなので、その建物に勝手に忍び込んで呪われてもその事故物件の持ち主が訴えられることはなく、その事故物件から怨霊が出て行ってくれるので、そのための生贄を誘い込むためのネットの記事はなくならなかった。誰かが呪われて、怨霊がいなくなれば、持ち主は安心して、その物件を利用したり手放せる。だから、今日も心霊スポットの検索に引っ掛かるように記事は増殖を続けていた。なかには、自分だけ呪われて死ぬのは不公平だと、被害者が書いたのか書き込み者不明の記事もあるようだが、事故物件所有者にとってそれは悪い話ではなかった。

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