大強化!…と、嬉しくない誤算。
あの後、俺達と交替して大家さんと才子が風呂に入るのを確認するや、
「え、マジで覗かんの?お主らそれでも男かえ?じゃあわし一人でも…」
と、義介さんがふざけた事を抜かしやがったので
「「こらエロ爺、ちょっと待てッ」」
と、また一悶着勃発しそうになったが…うん、お互いに疲れてたし。乱闘にまでは発展せずに済んだな。
そんな不毛なやり取りをしている間に女子達は風呂から上がってきたので、モヤモヤを残したままだが大人しく就寝とあいなった。
──そして翌朝。
才子が作った朝飯を食べながら今後どうするかを話しあったのだが、まず外の様子を見てからという事になり、かくして。
餓鬼はいた。
また繁殖していた。
しかも昨日と同じくらい大量に。
コイツらが繁殖力旺盛なのは知っていたけど、これは常軌を逸している。
かといって放置も出来ない。形振り構っていられなくなった俺達は、
「いやだー!いくら引きこもりだからってこんなとこに閉じ込めるなんて…お前ら鬼かぁっ!?」
と駄々を捏ねる才蔵を鬼怒守邸の蔵に閉じ込め…もとい保護したあと、
「呪ってやるうう!」
とかいう声を無視し、再びの餓鬼殲滅に取り掛かったのであった。
まあ、
俺としては対集団戦は負荷がデカいので望むところだ。
『なんでこの村に湧いてるんだ』と最初は驚いたが、餓鬼というモンスターはスキル上げにちょうどいいみたいだな。
ならばと更なる負荷を得るため…っ!という狙いは隠しつつ。俺は手分けして狩る事を提案した。
不謹慎だがこの展開はスキルの成長に好都合で、共闘する仲間がいてはスキル成長に欠かせない負荷が減ってしまうからな。
…なんて張り切る俺だったが、そううまくいかないのが現実というもので──
・
・
・
・
──ビュッ!
大気を切り裂く。釘バットで出せない音が鳴る。
──ド…ッ!
十分な手応えを知らす音。それに見合う威力は乗ったが、ここで終わらせない。
このまま、
振り抜いてっ
たたっ斬るっ!!
──ズパンッ!!
ゴロんと足元に転がる餓鬼の首を見ながら、
「…よし、だんだん扱いに慣れてきたぞ…」
手応えを感じた俺は【大解析】を発動した。持っていた武器のステータスを閲覧するためだ。
========アイテム詳細=========
『鬼怒守家の木刀・太刀型』
ランク 中級
上昇値 『攻』魔力+30
耐久値 880/1200
スキル 【魔力圧縮】【魔力修復】【熟練補正(少)】
長年に渡る修練の共をし、魔力保有者の魔力と血と汗が染み込んで強化された魔性の木刀。攻撃力こそ中級のそれだが、中級ランクとしてはあり得ない耐久力を実現しており、さらに修練用として永く使われた経緯により『技』魔力に感応してスキル成長を助ける効果まで併せ持つ。
=========================
「おお、結構酷使したのに。まだこんなに耐久が残ってる。やっぱすげーな」
昨日の戦闘を見ての通り、『魔攻スキル』を纏わせば魔力を宿さない釘バットでもそれなりの攻撃力となる。それでもやはり、
「『アイテム化』した武器は、違うな…やっぱり」
『攻』魔力を使用者に付与してくれるのは勿論有難いのだが、魔力を宿す武器はこうしてステータスを閲覧出来るのがいい。【大解析】が有効なのは魔力を宿したものに限定されてるからな。
ステータスが閲覧可能という事は、逐一耐久値を確認出来るという事で、戦っている最中に不意に壊れるという最悪も未然に防げるという事だ。
「その耐久値にしたって普通の武器よりずっと高い」
それより重要なのは、『今は無銘の小太刀』がそうであったように、どんなスキルを宿しているかだな。
武具に限った事でなく、何かがアイテム化する際は宿った魔力が変異して結実、スキルが付与される事がある。
この木刀だと…長年魔力を纏い続けた結果だろう。【魔力圧縮】というスキルを宿していて、どういう理屈なのか分からないが鋼鉄にも勝る硬度となっている。
しかも【魔力修復】の効果により、使用者が魔力を注げば耐久値の回復までしてくれる。
そしてこれ。【熟練補正(少)】。このスキルはスキルの成長を促進してくれる。といってもそんなに高い効果ではないようだが…それでもだ。
俺は【MP変換】を使えず、そのせいでジョブが獲得出来ず、だからジョブレベルも設定されず…つまり、レベルアップが出来なくなっている。
だからスキル成長に活路を見出だすしかない。その手助けをしてくれるなら弱い効果でもいい。
そして何より、
木刀である事。
『刃物を模した打撃武器』という形状。
これがいい。
そう、木刀も『複合武器』に類される。それも、【斬撃魔攻】【刺突魔攻】【打撃魔攻】【衝撃魔攻】全ての『魔攻スキル』を使えるという優れものだ。
斬る動作で【斬撃魔攻】と【打撃魔攻】と【衝撃魔攻】。
突きの動作で【刺突魔攻】と【打撃魔攻】と【衝撃魔攻】といった具合だな。
え?『結局三つ同時にしか使えないのか』だと?そう言われてしまうと…うーん、まあ確かに、釘バットと同じ効果に見えるよな。
でも今後どんな武器を手に入れるか分からないのだから、こうして四魔攻を満遍なく育てられる武器というのは普通に優秀と思うし、アイテム化した武器となればかなりの貴重品だ。
それに、ただの木刀にしか見えないこれが、どのような経緯を経てアイテム化したかを考えれば、どれ程希少なものか分かるはずだ。
代々魔力を宿すという特異な家系で数百年に渡り受け継がれ、日常的に使われ、実用に耐える状態で現存するなど、ほぼほぼあり得ない。むしろアイテム化しない方がおかしい。おそらく世界がこうなる前からアイテム化していたに違いない。
(まあ、生産職の魔力覚醒者なら似たようなのを作れるかもしれないけど)
しかしこれ程のものを造れるようになるには、相当に経験を積まねばならないはずだし、そもそもとして生産職自体が希少だからな。現段階で相当なレア武器であるのは間違いない。
しかもそんな貴重なものと対となる脇差し型の木刀までゲットした。(※ちなみにリーチの長さ以外、性能は太刀型と同じ)
「木刀とはいえ二本差しかぁ。くぅ、テンション上がるな!義介さんにおねだりして正解だった♪」
義介さんの気前がいい事も、このアイテム化した木刀二振りが鬼怒守邸にある事も前世で知っていたからな。
「過信は禁物だけど、やっぱ二周目知識はチートだよな。…まぁ義介さんは『それを選ぶとはやっぱりヘンテコなやつ』とか言ってたけど──…ん?」
──そっか、もう少しで──
身体の奥底で、灯るでなく消えるでなく、ただチリチリと燻っていた熱。それが揺らいだ気がした。体内を巡る魔力が『何かが結実しそうでしない』と訴えてるような…この感覚なら知っている。
これは、スキルレベルが上がる兆し。
俺は早速、負荷を掛ける事にした。魔力を感じとろうと意識をクリアに…かつ集中して…
「…いた」
五体の餓鬼を見た瞬間にロケットスタート!
耕されて柔らかい畑の上をあえて横切るショートカット!
踏みしめる一歩一歩が地を爆ぜ飛ばし、足場の悪さをねじ伏せる!
対する餓鬼達は思わぬ急接近に慌てている。足場の悪さにもたついて──
「…遅いっ」
吸い込んだ息を、
「──じゃっっ!」
鋭く吐きながら。
二本の木刀をクロスして──ドがアッ!まずは体当たり!
餓鬼複数を纏めて宙に弾いて通過する!瞬間後にまた息を吸う!吸ったそれを腹の底に押し込む、力む!急ブレーキっ!同時に全身の関節を一気解放、連動させて──旋っ回ッ!する!
景色が無理やり、流されてゆく。
それでも何とか敵を見出だし、
限界まで捻りを加えた足を、さらに踏み出す!
踏み出す度に増しゆく回転力!
それでも足らぬと
さらにさらにと回転追加、急接近っ!
遠心力に拐われる血流、圧迫される呼吸、普段は無意識下で制御されるそれらを、魔力をもって無理やり操作。
それが出来てやっとの動きだ。
筋力だけじゃ、魔力だけじゃ、技術だけじゃ駄目なのだ。身に備わる全て尽くしてやっとの動き。全身全霊を当たり前にしないと出来ない動き。
そんな無理難題を課せられた脳はさらにと加速!沸騰しそうなほど木刀の反りを想いッ、インパクトの絶と妙を模索ッ、
敵は目前、激突寸前ッ、間に合った…演算完了!
弾かれて態勢を崩した餓鬼どもを残さず巻き込む木刀二刀流大回転コンボ、それが遂に発動──…したのだが、
(くそ、また失敗か…っ)
あまりの回転速度に魔力運用が追い付かず【斬撃魔攻】と【刺突魔攻】を上手く発動出来なかった。
まぁこうなって当然ではある。
そもそも木刀で斬ったり刺したりなんて出来ないで当たり前。
それでもだ。
演算能力は加速したまま──肉と骨を潰され砕かれ、血反吐を吐いて遠ざかろうとする餓鬼五体がゆっくりと──すまないが、まだだ。
まだ征く。このまま追い討つ。
ここで諦めたら届かない理想がある。
挑むべき不可能がある。
だから、くれっ!負荷をっ!もっっと!
改めて両足に螺旋を纏わす。
ただし、それは、逆回転。さらなる負荷を。
──逆向きに巻かれた筋や骨が軋みを上げる──筋が─管が─骨─肉─内臓──このままだと自壊してしまう──ならば──『技』魔力で──魔力の流れ──ねじ伏せる!
その魔力流で肉体内部を補強してゆくっ!
どれもこれも無理やりッ!
( つか、無茶苦茶だ! )
細心と暴挙を合わせ飲み筋力と魔力と遠心力を果敢に過剰に上乗せして大増幅したエネルギー。
体内でのたくり暴れ回るそれを、腰を落とし、腹で受け止め、その反動で捻れる上半身に巻かれた両腕、
ブワンと鳴った。
非現実的耳障り音が全方位に報せている。ゆっくり見えるはずの視界に、糸を引いて見せる超速回転──これは危険だと──それは俺にとっても──慌てるな──自分を叱咤。さあもう一度、やり直せ。
大小の木刀にありもしない刃を見立てるんだ。
敵の肉へ沿わせて、ほら。今度こそ、たたっ斬れ。届かぬ敵には突いて刺せ。制御不能にブレる視界はもう捨てろ──結局の勘頼りで放ったれたそれは──
──今度こそ、炸裂した!
大ッ連ッ追ッ撃ッッ!
縦に、横に、斜めに【斬撃魔攻】と【打撃魔攻】に潰されながら分断され…もしくは【刺突魔攻】と【打撃魔攻】に潰されながら貫かれた餓鬼五体分の肉塊が、直後【衝撃魔攻】により爆散──やがて、
バラバラと降り落ちる。
畑を赤く汚してゆく。
…いや、負荷を得るためとはいえ、さすがにオーバーキルだったかもしれない。『せめて良い肥料になってくれ』と合掌しようにも、なかなか回転が止まってくれない。それも体幹を酷使しながら何とかかんとか制御して…
「ふぅ、ようやく止まれた」
と安堵した次の瞬間……カチリ。
──今、結実した。
スキルが成長する。
それも、複数が、一気に。
『【斬撃魔攻LV7】に上昇します。』
『【刺突魔攻LV8】に上昇します。』
『【打撃魔攻LV9】に上昇します。』
『【衝撃魔攻LV9】に上昇します。』
『【韋駄天LV7】に上昇します。』
これらメインのスキル成長は勿論のこと、
『【回転LV5】に上昇します。』
『【ステップLV5】に上昇します。』
『【溜めLV4】に上昇します。』
『【呼吸LV6】に上昇します。』
『【血流LV6】に上昇します。』
新たに取得していたコモンスキルも軒並み成長した。
【回転】は微弱だが、回す事と回る事に魔力補正がかかるスキルだ。
【ステップ】は微弱だが、踏み出す速度と歩幅に微弱だが魔力補正がかかるスキルだ。
【溜め】は微弱だが、力を溜める際に魔力補正がかかるスキルだ。
【呼吸】は微弱だが、魔力補正のかかった呼吸で動きを制御するスキルだ。
【血流】は微弱だが、魔力補正のかかった血流で動きを強化するスキルだ。
コモンスキルなのでどれも微弱な効果しか持たないが、これだけの数を揃えてスキルレベルも軒並み上げて総動員すれば、今のように人が実現するには出鱈目過ぎる動きだって可能だ。
いや…ラノベとかだと【剣術】とか【槍術】とか…武術系スキルってのをよく見かけるけどな。
経験した事もないはずのそれらを『どう動けばいいか自然と分かった』とか言ってお手軽習得…なんて。さすがにこんな風になった世界でも不可能だ。
なので武術の経験など持たない俺は、逆にその無知を活かす事にしている。人体に設けられた機能を最大限に発揮するのが既存の武術だとするなら、俺には不要、そう思ったからだ。
だって『最大限』と言えば聞こえはいいけどそれって、『限界は、ある』って事だろ?
折角魔力なんてものがあるんだ。月並みな言い方だが、常識に囚われてはいけない。
俺は下手に武術を習う事をせず、魔力補正に任せて人体の構造上あり得ない動きをあえて、模索してゆくつもりだ。
つまりは逆の発想。あえて負荷を掛け続け限界を突破する事を前提とした動き。それを心掛けるようにしている。
そう、『ただ漫然とスキルレベルを上げるため』に励んでたんじゃない。この狩りは『我流』ってやつを突き詰める作業でもある。
かなり中二が入ってるのは自覚してるが、それが不可能ではない事も分かっている。
前世というアドバンテージがあって、他の誰より深く魔力に親しむ事が出来た俺だからこそ、分かる事もあるって事だ。
理想通りに体現出来れば、相手がモンスターだろうが人だろうが関係ない、全てに対応出来る、武術の枠を超えた新たな武術が……なんて。
大層な事を思ってたんだけども。
結果としてはこうなった。
『【健脚LV6】に上昇します。』
『【強腕LV5】に上昇します。』
『【健体LV4】に上昇します。』
『【強幹LV6】に上昇します。』
『【柔軟LV5】に上昇します。』
その限界を超えた動きに耐えられなくなった身体が欲したのだろう。これらのコモンスキルまで追加取得してしまっていた。
(でも、うーん。これだと負荷が減ってしまうんだよな…)
ならばとさらなる負荷をと追加し続けた結果…
『【痛覚耐性L8】に上昇します。』
『【負荷耐性LV6】に上昇します。』
『【疲労耐性LV6】に上昇します。』
『【精神耐性LV7】に上昇します。』
さらにこうなった。耐性スキルまで纏めて取得する事に…しかも馬鹿みたく成長させてしまった。
『取得してしまった』とか『成長させてしまった』とか表現しているのは、これらスキルは確かに便利ではあるのだけど、いかんせん、進化前では効果が弱い。なのにこうして纏まって取得してしまえば負荷が分散、大幅に減ってしまう。
つまりは俺が優先させたいスキルの成長を、妨げる結果となってしまうのだ。
その影響は顕著だった。実際、スキルレベルが上昇する際にこうして、一気複数となるのはそのせいだったりする。
つまり、多くのスキルの補助をなくして俺が目指す動きに身も心も対応出来なくなりつつある…という事だ。
言い方を変えると、俺の無茶をサポートすべく余分に生えたこれらスキル群の内、どれか一つでも水準に達していなければ他のどのスキルも次のレベルには上がらない…という渋滞した状態に陥っている。
そうしないと多分、俺の身体はぶっ壊れてしまうのだろう。レベルアップした戦闘系スキルが肉体にかける負担は、相当なものとなるからな。それを何重にも掛け合わせれば肉体内部から自壊して当然の負荷となる。
まあ、やけくそ気味なのは自覚してる。普通なら、余程苦い経験をしないとここまで自分を追い込まない。
でも俺は知ってるからな。モンスターの理不尽さを。
自分より2倍4倍の体重で軽量級。超大型の進化体となれば1000倍以上。それがモンスターという生き物で、本当に軽量な種族だっとしても、大概が理不尽極まる攻撃手段を持っている。
これぐらいの無茶を強いてもまだ足りない。そう思ってすらいる。
とにかく、複数のスキルが纏めて成長したのはそういった切実があっての事。決して景気よくポンポン上がってた訳でなく、溜めに溜めてやっと…って感じだ。
つまりこれは、誤算発生というやつだ。
「ジョブにさえ就いてれば…って感じか…」
前に『レベルアップして器礎魔力が総合的に上がると負荷が減って、スキルレベルは上がりにくくなる』と言ったし、『レベルアップしない今の状況は好都合だ』と偉そうに語ったが、
俺のスキル成長は早くも限界を迎えつつある。
「何にだって限度はある、か…参ったな…」
掛かる負荷がエスカレートし続けた結果、その負荷を受け止めるためのスキルが必要となった。
それらを取得した分、他のスキルにかかるはずだった負荷が分散されてその結果、全体的にスキル成長が停滞してしまった。
ならばとさらにと負荷を掛けても、今度はその停滞したスキル成長を成さないと負荷を低い器礎魔力では肉体が受け止められなくなってしまった…という本末転倒が起こっている。
それを解消するには、ジョブレベルのアップ、つまり器礎魔力の成長が必要…なのだろう。
それが成れば心身共に成長した事になり、更なる負荷も受け止められるようになって…ていうのも本末転倒…いや、
「無いものねだりってやつだ」
だからなんだ。
諦めるかよ。
そんな覚悟の俺じゃない。
こういう時のためにあるのが『二周目知識チート』だろう。
このスキル成長の限界だって、他の何かで突破してやる。前世の記憶を紐解けばそんなの簡単──
「──って、そんな簡単に思い付く訳ないだろ──いや…あるにはあった…な。だけど…」
その手段には、これまた多少の無茶が含まれる。
「でも考えてみればそれっていつもの事か……よし」
「…ねぇ均兄ぃ。さっきから何を一人でブツブツ言ってるの?怖いんですけど。」
さっき手分けして餓鬼を狩っていると言ったが、俺とペアを組んだのは大家さんではなく才子の方。
何故ならコイツはジョブについていて、ジョブレベルが設定されててレベルアップが可能で──つまり、レベルアップが出来ない俺と一緒にいれば経験値は全てコイツに注がれる。
いわゆるパワーレベリングってやつだ。
だから、ただいるだけでいい。そう思ってたんだが。
「…うん、ちょうど良かった…おい才子、一つ頼みがあるんだが」
「お?均兄ぃから頼みごとなんて珍しい…だが断るっ!」
「うん、これはお前にしか頼めない事…でもないけど適任でな…」
「はい無視された。そしてそれはいつもの事だったねホント、忌々しいけどねっ!」
と、こうして、俺のスキル育成は才子を巻き込んで次の段階に突入したのである。
=========ステータス=========
名前
MP 7660/7660
《基礎魔力》
攻(M)60
防(F)15
知(S)45
精(G)10
速(神)70
技(神)70
運 10
《スキル》
【MPシールドLV7】【MP変換LVー】【暗算LV2】【機械操作LV3】【語学力LV2】【大解析LV2】
【斬撃魔攻LV3→7】【刺突魔攻LV5→8】【打撃魔攻LV5→9】【衝撃魔攻LV5→9】
【韋駄天LV4→7】【魔力分身LV3】
【回転LV5】new!【ステップLV5】new!【溜めLV4】new!【呼吸LV6】new!【血流LV6】new!
【健脚LV5】new!【強腕LV5】new!【健体LV4】new!【強幹LV6】new!【柔軟LV5】new!【痛覚耐性LV7】new!【負荷耐性LV6】new!【疲労耐性LV6】new!【精神耐性LV1→7】
《称号》
『魔神の器』『英断者』『最速者』『武芸者』『神知者』『強敵』『破壊神』
《装備》
『鬼怒守家の木刀・太刀型』new!
『鬼怒守家の木刀・脇差型』new!
《重要アイテム》
『ムカデの脚』
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