僕には大好きな彼女がいる。
彼女は真っ白でとても可愛い。
彼女は食に強いこだわりを持っているようで少しでも気に食わないと食事をとってくれないのである。
僕は彼女のために数々の口コミを比較し、成分なども考え彼女にとって1番いいであろうご飯とおやつを用意した。
彼女は機嫌がいい時は僕に甘えてくれるが、機嫌が悪い時には僕のことなど相手にもしてくれない。
彼女はツンデレなのである。
それもまた彼女の可愛いところだ。
僕は彼女が大好きだが、彼女の気持ちは分からない。
彼女は僕に一度も『好きだ』と言ってくれたことがない。
それでも僕は彼女を愛している。
彼女の喜ぶ姿が見れれば答えなどいらないと思っている。
今日も彼女は僕の隣で大好きな魚を齧っている。
そう、僕の大好きな彼女は猫である。