生還
バルボアは倒れているジャンヌダルクのそばに行くと膝をついて抱き締めた
ガージスはフン、と唸りながらその場を離れて見ていた
ジャンヌダルクの命はつきかける寸前であった
バルボアは悲しい顔をしながら言う
(すまんな、ジャンヌ、俺のために)
ジャンヌは嬉しそうな顔をしながら微笑んで言った
(いいえ、ローレンスバルボア、なにも悲しむことなどありません、私はそのためだけに来たのですから誉めてください)
バルボアは胸が締め付けられる思いで言う
(ああっそうだな、ジャンヌダルク、あんたのお陰で俺は命拾いしたぜ、本当にありがとうな)
ジャンヌは(はいっ)と言うと笑顔で消えていった
小さい涙をバルボアはこぼした
それを見ていたガージスは言う
(お別れはすんだのか、ローレンスバルボア、今度こそ貴様を地獄に送ってやるぞ、消えたジャンヌのようにな)
と言った
突然ガージスは顔をこわばらせた
(フッ、凄まじい殺気よな、ローレンスバルボア、それてこそ最強のハイランダーだ)
バルボアは異常な殺気を放ちながら言う
(お前の敗けだ、ガージス、つぎはないぜ、エクスカリバー)
すると聖剣エクスカリバーはバルボアの本体の体と共に闘技場にワープロしてきた
バルボアの魂は本体に吸収されると剣を手にとって完全復活をした
バルボアはエクスカリバーをガージスに向けると言う
(さぁ、やろうか、ガージス)
と言った