『マトリックス レザレクションズ』 前作の強敵との共闘は激アツでした【70点】
【あらすじ】
1999年に公開され、革新的な映像技術とストーリーで社会現象を巻き起こしたSFアクションの金字塔「マトリックス」。
2003年に公開された続編「マトリックス リローデッド」「マトリックス レボリューションズ」で3部作完結となった同シリーズの新たな物語を描く、18年ぶりとなるシリーズ新章。
主人公ネオを演じるキアヌ・リーブスが過去作と変わらず同役を担当するほか、トリニティー役のキャリー=アン・モス、ナイオビ役のジェイダ・ピンケット・スミスらが続投。
ネオを救世主と信じ、世界の真実を伝え、彼を導くモーフィアス役を「アクアマン」のブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ネオの宿敵スミス役をドラマ「マインドハンター」のジョナサン・グロフが新たに演じ、ニール・パトリック・ハリス、クリスティーナ・リッチらが扮する新キャラクターも登場する。
シリーズの生みの親であり、過去の3作品を監督しているラナ・ウォシャウスキーがメガホンをとった。
【冒頭紹介】
マトリックスと呼ばれる『仮想現実世界』に侵入したバックスは、トリニティーらしき女性がエージェントと戦う姿を見る。
だがそれは罠で、バックスはエージェントに追われるが、モーフィアスと名乗るプログラムに助けられる。
バックスはモーフィアスに赤いカプセルを渡し、記憶を取り戻させる。
一方、トーマス・アンダーソンは人気ゲーム『マトリックス』を開発し、人気ゲーム開発者として活躍していた。
現実と虚構の区別がつかず、自殺願望があり、精神科医にかかるトーマス。
トーマスは、いつも行くカフェに来る女性ティファニーが気になっていた。
オフィスにけたたましく鳴る非常ベル。
トイレに行くトーマスはモーフィアスに『ネオ』と呼ばれるが・・・。
【門平善照と美雪雪音の映画語り】
門平「マトリックスはあらゆる所にある。私たちを取り囲むすべてだ――門平と美雪の映画紹介です」(黒のサングラスに、黒のびっちりタイツを着ている)
美雪「答えはここにあるのよ。 答えはあなたを探してる。 あなたが求めれば、答えは見つかるわ――美雪です」(黒のサングラスに、黒のびっちりタイツを着ている)
門平「今回の映画は『マトリックス レザレクションズ』。マトリックスシリーズ第4弾。マトリックスとは『仮想世界』のこと。『マトリックス』『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』と3部作完結後の物語というわけだが・・・」
美雪「待って、門平君」
門平「何かね?」
美雪「私たちの格好。マトリックスのコスプレとして、黒のサングラスはわかるわ。――なぜ黒のスーツじゃなく、黒のびっちりタイツなの?」
門平「――それしか通販で売ってなかった」
美雪「そう・・・」(美雪さん現実を受け入れる)
門平「理解が早くて助かる。ちなみに『レザレクションズ』とは『複数の復活』という意味。『マトリックスシリーズ』は映画だけではなく、多くのメディアミックスがされた大型コンテンツ。内容は反乱を起こした機械が、人間を支配し、夢という名の仮想現実で人間を飼いならし、エネルギーにしているというディストピアの世界を描いている」
美雪「当時の『マトリックス』はその映像技術で世界を圧倒し、大きな影響を与えたわね。ハイスピードアクションに、スローモーションによる決め技。腰を曲げて弾をよける『バレットタイム』。だけど今作ではいまいちアクションは生えなかった」
門平「それは仕方ないね。だってこの作品もう20年ぐらい前の作品だもの。今や技術が発達しすぎていて、当時はすごくても、多くの作品がマネしてるからね。視聴者も慣れちゃったのでしょう」
美雪「今回はけっきょくどういう話だったの?」
門平「単純に言うと、『ネオとトリニティーの悲恋』を救った話ですな。当然、今作は初見さんお断り映画なので、シリーズを見てないと訳がわからないと思うけど」
美雪「シリーズ見てても、訳わからないんだけど?」
門平「――細かいことはいい。感じろ」
美雪「前作のキャラクターもちょいちょい出てくるけど、なんか雑なんだけど?」
門平「――映画の続編のいつものことだ。気にするな」
美雪「・・・わかった」(美雪さん現実を受け入れる)
門平「まあいろいろと賛否ある映画にはなったけど、やっぱり前作の最強の敵『スミス』と『ネオ』が再び出会ったことが激アツ展開でしたな。ところで美雪さん。このびっちり黒タイツ。とある機能があるのだが、何かわかるかね?」(←いきなり『スミス』口調)
美雪「なんなの?」
門平「――チューリップが頭の上で咲く」(黒タイツの頭上で赤いチューリップがポンと出現)
美雪「・・・きれいね」(美雪さん寝る)